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リヤカーに乗った白い花。(1ページ目)/Kao【FC2小説】
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リヤカーに乗った白い花。(1ページ目)/Kao【FC2小説】
私がまだ幼いころ。 家には、左官の仕事をしていた祖父が昔使っていたリヤカーがあった。 「荷物や道具... 私がまだ幼いころ。 家には、左官の仕事をしていた祖父が昔使っていたリヤカーがあった。 「荷物や道具を運ぶのに重宝してたんだぞ」 と、祖父はよく言っていた。 その頃は、もう誰もリヤカーなど使ってるのを見たこともなく 昔のもの… と、幼いながらも思っていた。 小学生になったばかりのある日、私は風邪をひいてしまい 祖母に連れられて近所の医院に行った。 診察が終わり、熱を下げる薬を処方してもらってる間 私は先に外へ出て待っていた。 医院の前の緩やかな坂を 家にあるのと同じあのリヤカーが、ゆっくりと動いてくるのが見えた。 リヤカーばかりが大きく目立っていて それを引っ張っている人の姿が見えない感じだった。 近づいてくると、その人は、小さい体のおばあさんだとわかった。 医院の目の前まできてリヤカーを止めようとするが 僅かに傾斜がある道なので、小さいおばあさんの力では 一度で止められない。 私は咄嗟に、