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英語を習い始めたのは小学5年生のときからだった。母はそれまで、息子の教育になど、なんの関心もなか... 英語を習い始めたのは小学5年生のときからだった。母はそれまで、息子の教育になど、なんの関心もなかった人だったけれど、ある日、近所のおっせかいおばさんに「中学に入る前に、英語くらいやっておかないと」とかなんとか勧められ「おまえ、明日から英語に行け」と相成ったのだった。 訳のわからぬまま、それから週に一度「英語に行く」ことが始まった(ちなみに母は、病院で検査を受けると『今日は身体にコンピューターをかけてきた』と話していた)。 教室といっても塾でもなんでもなく、ふつうの公営住宅の一室である。先生は、30代なかばの女流画家だった。近所のおばさんたちに、大学時代に英語を少しはやったのだろうから、自分の息子や娘に教えてくれないか、と無理矢理に頼まれたらしい。絵を描くだけでは食えないので、それじゃあと仕方なく引き受けたのだと、あとになってうかがった。 四畳半の部屋が3つしかないアパートは、寝室以外は襖が
2022/11/06 リンク