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江波光則『ストーンコールド』第一回 Bohemian Rhapsody 1 Illustration/中央東口 | 最前線
左目が、利(き)かなくなった。 潰(つぶ)された。 治らないと思って欲しいと、医師に言われた。治る... 左目が、利(き)かなくなった。 潰(つぶ)された。 治らないと思って欲しいと、医師に言われた。治るかも知れないが殆(ほとん)ど奇跡の類(たぐい)だ。自己治癒(ちゆ)能力の振り幅が測れないというだけの話だ。俺の眼球には直径六ミリの、プラスチックの球体が食い込んでいた。目玉に六ミリの針を突き立てられたのと同じで、そして針のように鋭くもない。押し潰しながら強引に入り込んでいる。 ガスガンの初速は法定通りの強さだろう。 体に当たっても、皮膚(ひふ)が弾(はじ)けるか、血豆(ちまめ)になる程度で、筋肉を貫(つらぬ)くほどじゃない。 それでも、目玉に当てられたのでは、ひとたまりもなかった。 隻眼(せきがん)になった、という言い方を自分にしてみたら、少しだけ気が紛れる。目を一つ潰された、とまた言い換えると、苛立(いらだ)ってくる。 見えている世界は何も変わらなかった。確かに遠近感が摑(つか)めない。それ
2013/02/05 リンク