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【緊急特集】気候変動で迫る食料危機(1)異常気象の引き金 世界で「記録的」連発
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【緊急特集】気候変動で迫る食料危機(1)異常気象の引き金 世界で「記録的」連発
10月末から11月12日まで英国・グラスゴーで気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)が開催されてい... 10月末から11月12日まで英国・グラスゴーで気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)が開催されている。各国から首脳が出席しCO2排出削減対策を議論している。今回は気候危機が世界の食料生産にどんな影響をもたらすと予測されているかを紹介するとともに、気候変動のなかで日本はどんな農業生産をしていくべきかを改めて考えてみたい。 (野沢聡) COP26とは、地球温暖化対策の枠組みを決める国際会議だ。1995年からほぼ毎年開かれ、数字は26回目であることを示す。現在、197の国と地域が加盟する。 2015年のCOP21ではパリ協定を採択し世界共通の長期目標として、工業化以前(1850~1900年)とくらべた世界全体の平均気温の上昇を2度を目標とし、1・5度に抑える努力を追求することにした。途上国を含むすべての締約国は自国が決定する温室効果ガス排出削減目標を提出し、実施状況を報告する。 対策を