【放射能漏れ】２号機の注水経路を変更 確実な冷却目的 - MSN産経ニュース

東京電力は３０日、福島第１原発２号機の原子炉を冷やすために水を注入する経路の変更作業を進めた。より確実に原子炉に水が届く経路を使い、冷却の効率化や汚染水の発生低減を狙う。１、３号機では同様の経路変更が既に終わっている。 これまで使っていた「消火系」の配管は、外からホースをつなぐ作業は容易な半面、枝分かれが多く、送り込んだ水がすべて燃料のある原子炉圧力容器内に入っていたか不明だった。２号機では特に、復水器に一部が入り、汚染水としてタービン建屋などに漏れている可能性も浮上していた。 東電は２９日から、従来の消火系に加え、枝分かれの少ない「給水系」配管からの注水も開始。徐々に消火系からの注水を減らし、３１日に切り替えを完了する計画という。