「高齢過疎化が一気に２０年早く」中越地震から９年 人口半減、６５歳以上４５％ - MSN産経ニュース

６８人が死亡した新潟県中越地震は２３日、発生から９年を迎えた。土砂崩れなどで集落が孤立し、一時全村避難を強いられた新潟県の旧山古志村（現長岡市）では、地震を機に過疎・高齢化が加速し、人口が半減した。過疎・高齢化は全国的に中山間地や島嶼（とうしょ）部で進んでおり、土石流災害に見舞われた伊豆大島（東京都大島町）でも加速化が懸念されそうだ。 中山間地を襲った中越地震は平成１６年１０月２３日午後５時５６分に発生。マグニチュード６・８で最大震度７。約４８００人が重軽傷を負い、家屋損壊は約１万７千棟に上った。 この日は、県内各地で追悼式典が開かれ、旧山古志村では地震の経験や教訓を伝える「やまこし復興交流館おらたる」が開館した。 旧山古志村では、全村避難を機に若い世代を中心に転出者が続出した。２４世帯が暮らしていた木籠（こごも）地区は人的被害は出なかったが、３年間の避難生活後、復旧した地区に帰ってきたの