東電、“見切り発車”のストレステスト 再稼働の展望なく＋（1/2ページ） - MSN産経ニュース

東京電力は９日午後１時過ぎから、柏崎刈羽原発（新潟県柏崎市、刈羽村）１、７号機で、政府が定期検査中の原発の再稼働の条件としているストレステスト（耐性評価）に着手する。東電管内では初めての実施で、原発の運転再開に強い決意を示したといえる。だが、新潟県の泉田裕彦知事は「（テストは）気休めでしかない」とし、再稼働の条件にはならないとの考えを示しており、再稼働への展望はまったく見えていない。 東電によると、今回のストレステストは、設計時の想定を超える地震と津波について、炉心損傷に至るシナリオをそれぞれ約６０通り想定。原子炉停止から損傷までの過程で、冷却系統などの設備が安全上どのくらい余裕度を持つか、コンピューターで評価する。 泉田知事が再稼働に否定的にもかかわらず、東電がストレステストに踏み切った背景には、電力不足への危機感があるためだ。 東日本大震災で福島第１、第２原発が全面停止している中、柏崎

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産経新聞｜東電、“見切り発車”のストレステスト　再稼働の展望なく