診療報酬不正請求 前センター長を懲戒解雇 東京医科大茨城医療センター - MSN産経ニュース

東京医科大は４日、同大茨城医療センター（茨城県阿見町中央）が今年５月までの約１年間に診療報酬約１億１８７０万円を不正請求していたとして、松岡健（たけし）前センター長を２日付で懲戒解雇、医事課長２人を停職３カ月、事務部長１人を停職１カ月とするなどの処分を発表した。 同大によると、同センターは勤務医の負担軽減のため、専従の医療事務補助員を置けば報酬が加算される制度を悪用し、専従ではない職員７人を補助員として登録するなど書類を改竄（かいざん）。本来は適用されない３種類の加算制度を申請して、診療報酬を不正に請求した。今年５月、内部告発があり、発覚した。 同大の内部調査によると、対象患者は約２万８７００人、約１億１８７０万円に及ぶ。 松崎靖司センター長は「不正請求は松岡前センター長が現場の反対を押し切って指示した。職員らは松岡前センター長のワンマン体質に逆らえない雰囲気があり、大学の管理監督も十分に