新旧線路用地を相互売買 仙石線移設区間 松島市とＪＲ東 宮城 - MSN産経ニュース

東日本大震災で被災し、不通となっている東松島市のＪＲ仙石線陸前大塚－陸前小野間（６・４キロ）の内陸移設で、同市が移設先で取得する新ルートの用地とＪＲ東日本が所有する現行ルートの土地を相互売買することが２９日、分かった。４月上旬にも市とＪＲ東は売買などの協定を結ぶ見通しで、平成２７年度中の全線開通を目指す。 ＪＲ東は、線路や設備が大きな被害を受けた陸前大塚－陸前小野を現行ルートから内陸側に５００メートル移設して運行を再開する。 市は移設先のルート約３キロの用地を防災集団移転事業などを活用して買収し、ＪＲ東に売却。一方、ＪＲ東は現行ルートの一部を市に売却する。両者の間で、現行ルートの土地価格などをめぐり、詰めの調整が行われている。市は譲り受けた跡地を、遊歩道やサイクルロードで活用していく考えだ。 仙石線の不通区間では、東松島市の陸前小野－矢本（４・２キロ）が１７日に開通。ルートを変更しない高城