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笹井芳樹博士の研究業績 - 理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター(理研CDB)
1. 「医療の場から研究の場へ」 笹井氏は1986年に京都大学の医学部においてMDを取得した後、内科医の研... 1. 「医療の場から研究の場へ」 笹井氏は1986年に京都大学の医学部においてMDを取得した後、内科医の研修医として医療の現場で働き始めた。しかし、多くの病が生物学的に明らかにされていないことを知ると、神経生物学を研究していた京都大学の中西重忠教授のもとで研究を開始した。中西研では神経発生を含む、多くの発生イベントに重要な役割を果たしている脊椎動物のHes-1およびHes-3を同定した※1。 2. 「シュペーマンオーガナイザーの分子実体の同定」 笹井氏は京都大学で博士課程を得ると、ポスドクの留学先としてアフリカツメガエルの初期発生の研究をしていたUCLAのEddy De Robertis研を選んだ。シュペーマンらによる両棲類を用いた研究により、オーガナイザーが神経を含む背側領域の誘導活性を有することが知られていたが(この功績により、シュペーマンは1935年にノーベル賞を授与されている)、当
2014/09/10 リンク