河北新報 東北のニュース／二重ローン、余震、津波… 自宅再建に住民足踏み

二重ローン、余震、津波… 自宅再建に住民足踏み 補修すれば２階に住める状態の自宅。保原さんは「現段階では戻る気になれない」と言う＝２１日、石巻市明神町２丁目 ペンション裏側の敷地に広がる地割れ。すぐ後ろは断崖絶壁だ＝宮城県南三陸町戸倉坂本 ◎戻るか移るか苦悩／石巻 東日本大震災による大津波の被害を受けた石巻市で、自宅流失を免れた被災者が、自宅再建に二の足を踏んでいる。多額の費用がかかることをはじめ、相次ぐ余震や津波再来への不安も重なり、被災者を苦しめている。 石巻高の避難所に身を寄せるパート保原美佐さん（４１）は、夫（４６）と子ども３人の５人家族。明神町２丁目の自宅は全壊の判定を受けたが、補修すれば２階に住める状態という。 保原さんは２１日、自宅に赴き、状態を確かめた。「１階の天井まで水が来たんです」。玄関や和室があった１階は激しく破壊され、泥や家具が散乱していた。子ども部屋の２階は

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"「町の建設課に『危険だから住まないで』と言われたのに、町民税務課では『罹災証明は出せない』と言われた」"うーん

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「町の建設課に『危険だから住まないで』と言われたのに、町民税務課では『罹災証明は出せない』と言われた」