宮城県高等看護学校閉校へ 22年度の募集最後に 准看護師を対象に看護師を養成する宮城県高等看護学校(名取市)について、県が2022年度の入学者募集を最後に閉校する方針を固めたことが20日、分かった。 同校は2年課程の全日制で、定員は1学年40人。1969年4月に開校し、93年に専修学校として認可された。2019年度までに1973人が卒業した。 近年は定員割れが続いていた。少子化に加え、4年制大学や3年課程の短大、専門学校に進学し、看護師を目指すのが主流となっていることも影響した。 入学者の多くを占める仙台市医師会看護専門学校(泉区)が、21年度末で准看護学科を閉科することも考慮したとみられる。 県の07年度包括外部監査で「必要性が乏しい」として廃止を求められた。県看護職員確保等検討会が議論していた。