石川浩行さん（ＪＲ四国志度駅長） - 徳島新聞社

志度駅は徳島－高松間の高徳線２７駅で唯一、駅長が置かれており、「地域密着を心掛け、もっと鉄道を利用してもらえるよう努めたい」と話す。 香川県さぬき市にある駅周辺は高松市のベッドタウンで、徳島文理大学香川校や高校もあり、通勤通学客を中心に一日約２２００人が乗降。旅行を扱う「ワーププラザ」も併設され、改札などの駅業務のほか、切符販売や団体ツアーの営業と多忙だ。「地元でもまだ駅で旅行を扱っているのを知らない人がいる。ＰＲもしていかないといけない」 「かつての駅長はいろんな行事に顔を出して親しまれていた」と、地域へも積極的に足を運ぶ。地元の高校で評議員として公共交通の利用のあり方などについて意見、提言しているほか、行政との連携にも気を配る。 国鉄マンだった父親にあこがれ、同じ道に進んだ。「制服姿が格好よくて、その背中をずっとみていた」という。 初任地は鳴門駅で、これまでに情報通信部門など幅