最新鋭のステルス護衛艦「FFM」の1番艦の命名・進水式が3月3日、三菱重工業長崎造船所で行われ、「もがみ」と命名された。「FF」は「フリゲート(Frigate)」を意味し、「M」は「多目的(Multiple)」や「機雷(Mine)」を意味する。ステルス性を有し、少人数で運用することができ、なおかつ機雷戦に対応可能なこの艦は、自衛隊の中でも画期的な存在だ。なお、艦名は山形県を流れる最上川に由来する。 同日、岸信夫防衛大臣は自身のツイッターで「海自の新型護衛艦FFM、一番艦『もがみ』が進水式。今後の任務での活躍に期待します!」とつぶやいた。 政府の公表によると、もがみは全長132.5メートル、全幅16メートル、基準排水量3900トンで、乗員は約90人。省人化と船価を抑えたモデルとして初めての護衛艦だ。レーダーの反射を抑えるため、艦体は凹凸の少ない形状となっている。兵装は5インチ砲やミサイル垂直