楽しい話をしたいので、本屋の話をする。 本屋というのは面白いもので、さまざまな「並べ方」や「ディスプレイの仕方」をしてくる。これ、本屋にとってまちまちで、店主(棚主?)のポリシーみたいなのが透け見えて愉快になる。「おお、この本とその本を並べるのか!? あえて!」とか「なぜこの棚にそれを置く……そうか! そういう意味か」なんて呟きながら棚をめぐることになる。 最近一番笑った棚がこれ。下北沢のB&Bな。 パッと見ると、「食」にまつわる様々な本が並べられている。レシピや食材の歴史や、料理と文化の関係を書いた本だ。フレーム外に、「食べる」にまつわるコミック&コミックエッセイ、料理の科学などが並んでいた。フィクションとノンフィクションの混ざり具合が絶妙で、いい棚だなーと眺めてたら驚いた。左端に着目してほしい。非常に面白い「食材」を見つけられただろうか。 これ、棚を見る人の目線の動きまで計算して差して