SBIホールディングスは29日、2021年4-6月期連結決算(国際会計基準)で、保有する新生銀行の株価下落で142億円の評価損を計上したと発表した。純利益は前年同期比78%増の290億円だった。 会見した北尾吉孝社長は「20%近くを保有していることがリスクであることは間違いない」としつつ、同銀の株価純資産倍率が低水準であることも指摘した。SBIは同銀株を徐々に買い増してきた。保有目的については「北尾さんどうするんですかと問われるが、純投資とずっと言っているので純投資なんです」と述べた。 ブルームバーグのデータによるとSBIは現在、新生銀株の16.50%を保有し、政府の保有割合(18.11%)に次ぐ事実上の第2位株主。新生銀株は3月に付けた直近の高値から7月29日までの間に25%下落している。 地方銀行との連携による「第4のメガバンク構想」については、最大10行としている単独出資先の残る2行
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