「3月のライオン」の評判がよいので、10巻まで一気読みしたんだけれども、川本家のあかりさんには違和感しかない。 中学生と幼い妹2人のお母さん役を黙って受け入れる23歳っているわけなかろう。 あかりさんの欲望や人生設計が全く見えて来なくてとても不気味だ。 このままではあかりさんは妹達を育てた後は急に老後になってしまうんじゃないのか? そもそものところ、川本家のように破綻した家で育った家の子どもというのは、なかなか素直ないい子ちゃんには育ちにくい(傾向がある)。 表面的にはまともに育ったとしても、他人の家との比較をして、どうして自分だけこんな運命の元に産まれてしまったのかと世を憂うなどしてどこかひねたところがあるのが普通だと思う。 それなのに、川本家の三姉妹にはまったくひねたところがないとてもよい子ばかりだ。 妹達が素直に育っているのは、あかりさんの存在があるからかもしれないけれど、じゃあ、あ