本作の主人公は、孤独な天才ハッカー・是枝一希(これえだかずき)とエンジェル投資家・坂井大輔(さかいだいすけ)。若きエンジニアと切れ者ビジネスマンがタッグを組み、IT業界を舞台に世界征服を目指すという異色のストーリーが話題を呼んだ。 さらに、作中で描かれるサイバー犯罪やキャラクターのリアルさにも定評があり、エンジニアからの支持も厚い。 本作が初の連載作品となった漫画家のさだやす先生は、エンジニアtype編集部の取材で「『王様達のヴァイキング』を描くまで、ITやエンジニアのことはほとんど何も分かっていなかったんです」と少し照れくさそうに明かした。 ではなぜ、“IT知識ゼロ”状態だったさだやす先生は、自身の初連載でIT・テクノロジーという専門的な世界を舞台にしようと考えたのか。また、『王様達のヴァイキング』はなぜ、変化の激しいIT・ビジネスの世界を6年にわたってリアルに描き続けることができたのか