タグ

ブックマーク / d.hatena.ne.jp/tatsu2 (9)

  • オススメ「SHIROBAKO」資料群 - subculic

    ネット社会の恩恵か、専門用語や制作工程をフォローしてくれる公式サイト、リアルタイムで流れてくるアニメ関係者のつぶやき、インターネットは業界事情(そんな大げさなものじゃないけれど)を知るにありがたい存在だ。そこで『SHIROBAKO』をより深く、楽しめるものにしてくれる資料を紹介する趣旨のエントリーを書きたくなった。ネットで今すぐ読めるもの、P.A.WORKS関連の資料を中心にアニメを勉強する上で有用な、好きな書籍の紹介も兼ねて。ちょっと変わったアイテムもあるけれど、ご愛嬌ということでお願いしたい。 ■人狼制作日誌P.A.WORKS代表取締役・堀川憲司が制作担当だったProduction I.Gのアニメーション映画『人狼 JIN-ROH』ホームページ用制作日誌。アニメ制作にまつわる定番の読み物で、理知的な性格を反映したと思われる筆の滑らかさ、個性的なクリエイターたちと付き合っていく我慢強さ、

    esuji5
    esuji5 2014/12/10
    アニメを作るアニメをやっている中で、深堀りするための資料がこれだけ出てくる。tatsu2さん力あるエントリだ。
  • アニメ「カードキャプターさくら」ベストエピソード10選+1 - subculic

    アニメスタイルから関連書籍が発売されたこともあり、もう一度観直しておきたかったアニメ『カードキャプターさくら』。懐かしく視聴していたところ、そのアベレージの高さゆえ「私的なベストセレクションを作るなら」という一応の選考基準を設け、全70話の中から10選んでみたくなった。記事を書く機会がなかったタイトルなので、タイミングも丁度良かったのです。当時を振り返りながら読んで貰えれば幸い。カードキャプターさくら Blu-ray BOX1 (初回限定生産) by G-Tools ■第1話「さくらと不思議な魔法の」脚/大川七瀬 絵コンテ・演出/浅香守生 作画監督/高橋久美子長期シリーズとなる作の「マスター」。柔らかいデフォルメと優しい世界観を訴えるフィルムの手触り。ちょっとおかしな人間関係をチラリ。日常生活の中で不思議と出会い、魔法少女の誕生、そしてクロウカードバトル。後続作品の「影響元」として

    アニメ「カードキャプターさくら」ベストエピソード10選+1 - subculic
    esuji5
    esuji5 2014/02/09
  • 契約者は煙草を吸わない〜「世界征服〜謀略のズヴィズダー〜」3話 - subculic

    何だか80〜90年代のOVAを観ているのかと錯覚する、懐かしい気分になってしまった。中毒を聖書になぞらえて語った『機動警察パトレイバー』の押井守脚回を思い出すブラック・コメディ。ユーモアたっぷりに「喫煙」する毒っ気は、さすが『最臭兵器』を監督した人間だと頷いてしまう。些細なことから、結果的に大規模な騒動に発展する押井守や大友克洋作品特有の「巻き込まれ感」が似ているのかもしれない。MEMORIES High Spec Edition [Blu-ray] by G-Tools『世界征服〜謀略のズヴィズダー〜』に至る以前、岡村天斎監督作品でタバコと言えば、MI6の凄腕エージェント・ノーベンバー11を置いて他にない。契約対価は「喫煙」だが、神経質なまでの嫌煙家という取り合わせは奇妙、しかし己の生き様を全うする『DARKER THAN BLACK』屈指の伊達男だった。企画書段階から死に方が決まっ

    契約者は煙草を吸わない〜「世界征服〜謀略のズヴィズダー〜」3話 - subculic
    esuji5
    esuji5 2014/01/29
  • 「六花の勇者」山形石雄インタビューと「聖女の救済」 - subculic

    『このライトノベルがすごい! 2013』に『戦う司書』や『六花の勇者』の作者である山形石雄インタビューが掲載されていた。現在刊行中の『六花の勇者』も前作に並ぶ勢いのある面白さで、注目している作家の一人。インタビューは好きなゲームの話や影響を受けた小説など、多岐に渡る内容だったが、目を惹かれるタイトルが挙がっていた。聖女の救済 (文春文庫)作者: 東野 圭吾出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/04/10メディア: ペーパーバック購入: 3人 クリック: 195回この商品を含むブログ (64件) を見る『聖女の救済』は凄かった、と語られている一文をみて、驚きと得心を同時に飲み込んだ。熱心な東野圭吾読者ではないけれど、このタイトルは記憶に刻み込まれている。あの湯川学をして「完全犯罪だ」と言わしめた圧巻のトリック、“救済”の意味、決して忘れることのない物語として心の底に保管している作品

    esuji5
    esuji5 2013/06/24
  • 「言の葉の庭」を観て――ありふれた46分間の波紋 - subculic

    たぶん、これは人生における「波紋」の物語なのだろう。『言の葉の庭』は新宿御苑の池に降る雨の波紋を映すところから始まる。美しい光の反射は新海誠監督の得意分野だが、作に置いて反射は波紋という形になり、象徴的な現象として扱われている。編でいちばん驚かされたのはクライマックス、マンションに反射する激しいの水紋だった。フローリングへ、扉へ、壁へ。水の映す場所に制限はないとでも言うかのような、水の底に沈んだイメージを「当の気持ち」がある場所へと誘い、盛り上がりをみせるドラマと重ねた演出で、ああこれは15歳という多感な少年へ、27歳という社会に出た大人の女性へ、それぞれに「波紋」をもたらす祝福された時間の映画なのだとはっきりわかった。新海誠監督のテーマは一貫している。何処か届かないものへ手を伸ばすこと、美しいものを追い続けること。連なる時間と距離。年齢という歩んだ時間の違いを距離に、恋愛の断絶感に

    esuji5
    esuji5 2013/06/04
    見に行こうと決意したですわい
  • アニメ「あいうら」の凄さ、疑問、答え - subculic

    5分枠アニメ『あいうら』が凄い。毎回OPの衝撃冷めぬうちに終わってしまうのだけれど、ついついリピートしたくなる中毒性といい、クセになるショートアニメだ。『ねらわれた学園』の中村亮介監督が作る短編テレビシリーズ、どんな仕掛けがフィルムに乗るのだろうと思っていたら、案の定カット割り、フレームワークに驚かされた。乱暴にまとめてしまえば「情報量のコントロール」に尽きると思うのだけど、編は全体的にロングショットが基調とされ、クローズアップが使われない。ケースバイケースで今後使われることもあるかもしれないが、カメラと被写体の間にある空気感、彼女たちに寄りすぎない距離感を意図的に作り出そうとしているのだろう。中村亮介監督の目指すフィルム感がゆくりなしに伝わってくる中、映像的に「引き」を細かく作る誠実さが魅力。意外と“寄った”ように見えた第2話もバストショット辺りのフレーミングで収めていた。最も寄ったの

    esuji5
    esuji5 2013/05/03
  • 「魔法少女まどか☆マギカ」の演出ガイド〜新房昭之の語った「シャフ度」 - subculic

    アニメーション4月5日より東京MXで再放送が始まるらしく、機会を逃していた『魔法少女まどか☆マギカ』のエントリーを書いておきます。魔法少女まどか☆マギカ The Beginning Story作者: ニュータイプ編集部,MagicaQuartet出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2011/12/10メディア: 単行購入: 4人 クリック: 50回この商品を含むブログ (21件) を見る関連書籍はたくさん出版されていますが、「魔法少女まどか☆マギカ The Beginning Story」は全話シナリオ収録、シナリオ0稿、絵コンテ解説、虚淵玄&新房昭之インタビューなどファン必携の書籍。注目記事ばかりの中、新房監督が「シャフ度」について語っている、非常に貴重なパートがある。来、人間の立ち姿って、真っ直ぐではないんですよ。左右どちらかの足に重心が傾くもので。

    esuji5
    esuji5 2013/02/07
  • ロボットアニメの兵器概念〜「コードギアス」 スラッシュハーケン論 - subculic

    2007年の放送からはや数年。派生作品も多く、未だ話題を作り続ける息の長いコンテンツ『コードギアス』、その中に登場する人型ロボット兵器・ナイトメアフレーム(以下KMF)についてのエントリー。実はKMFデザインが発表された当初「あまり格好良くないかも」なんて思っていた。オリジナルアニメなのだし、もっと華のあるデザインを目指してもいいのにな、だとか結構不満を漏らしていた気がする。しかし、動いている姿をみて進化の過程や概念が解ってくると手のひらをくるり。スペックや戦術など、メカニカルな部分への興味が沸いて止まらなくなった。そこで注目したのがKMFに標準装備されている武装・スラッシュハーケン。同じ谷口監督が参加していた『ガサラキ』のアイディアを素材とし発展させた機能だが、ワイヤーアクションと投擲アクションを合わせた特性が魅力的で、時に忍者的なアクションも可能にする多様性、作中“最優”の武装ではない

    esuji5
    esuji5 2013/02/03
  • 「中二病でも恋がしたい!」中二病の消失点とは――“不可視境界線”ホリゾンタル・ライン(水平線) - subculic

    アニメーション「爆ぜろリアル! 弾けろシナプス! バニッシュメント・ディス、ワールド!」不覚ながら感動してしまった。恥ずかしい文言が効力を持ち、画面へ描き出されるなんて。『中二病でも恋がしたい!』は徹頭徹尾、想像とリアルの境界を探っていく作品だった。寝ることが趣味で“夢見がち”を行動で示すくみん先輩だとか、丑三つ時に大人のおままごとに興じる妹・夢葉、そして“普通”に戻ってしまった六花。その答えを「不可視境界線」に委ねる形で締め括りとなっている。何度も繰り返し画面に映されるホリゾンタルライン(水平線)が不可視境界線と交わり、同線となって描かれるイメージ、印象深いところだが、水平線に付き物と言えば、消失点である。ご存知、消失点とは遠近法(パースペクティブ)の基準となる点のこと。目線の高さによってアオリや俯瞰が発生するのだけれど、消失点を以って中二病を考えると、まことしやかに面白い。勇太は自分が

    esuji5
    esuji5 2012/12/20
  • 1