情報収集衛星を搭載し打ち上げられたH2Aロケット19号機=鹿児島県南種子町で2011年9月23日午後1時36分、本社ヘリから山下恭二撮影 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は23日午後1時半すぎ、政府の情報収集衛星「光学4号機」を搭載したH2Aロケット19号機を、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げた。その後、衛星を無事分離し、打ち上げは成功した。 H2Aの打ち上げは、03年11月、情報収集衛星2基を搭載した6号機が打ち上げに失敗したのを最後に、13機連続の成功となった。 情報収集衛星は、北朝鮮などの軍事関連施設の監視を主な目的とする事実上の偵察衛星で、03年から打ち上げが始まった。カメラで撮影する光学衛星と、夜間や曇天でも監視できるレーダー衛星の2種類を各2基配備することを目指している。 光学4号機の開発費は約350億円。詳細な性能は安全保障上の理由から公表されてい