昭和62年 11月26日 Aが、Cに「あの女、蹴飛ばしてこい」と指示し、これに従って、Cが、純子さんもろとも自転車を蹴倒して側溝に転倒させ、その場を離れた後、Aは、なにくわぬ顔をして純子さんに近づき、言葉巧みに、 「今、蹴飛ばしたのは気違いだ。俺もさっきナイフで脅かされた。危ないから送ってやる」 などと申し向けて、純子さんを信用させ、近くの倉庫内へ連れ込み、一転して 「自分はさっきのやつの仲間で、お前を狙っているやくざだ。俺は幹部だから俺の言うことを聞けば命だけは助けてやる。セックスをさせろ」 「声を上げたら殺すぞ」などと純子さんを脅迫して関係を迫り、午後9時50分ころ、タクシーで純子さんをホテルへ連れ込み姦淫した。 Aは、同日午後11時ころ、ホテルから、かねてからたまり場になっていたCの家へ電話し、Bに 「狙っていた女を捕まえてセックスした」などと話したが、 Bが「女を帰さないでください