村上陽一郎の「微分の言い抜け」説 関連ページ:藤永茂による村上陽一郎批判 参考リンク集 村上陽一郎の『科学者とは何か』 (新潮選書) を読んでしまった人は「藤永茂による村上陽一郎批判」を参照せよ。村上による『ご冗談でしょう、ファインマンさん』の引用の仕方とシラード英雄伝説の扱い方を見よ。 村上陽一郎の「微分の言い抜け」に関する掲示板における議論も参照せよ。 村上陽一郎は「微分の言い抜け」説を岩波『図書』の連載「科学哲学の窓」においてを次のように述べている: 私たちは、時間幅のない時刻に設定される「速度」を「瞬間速度」などと呼んで、あたかも実質的に存在する何ものかであるかのように考えているが、かつては、この概念を「速さ」もしくは「速度」と呼ぶことはできないと考えられ、「速度の度合い」などという判ったような判らないような名前で呼んでいた。ガリレオの時代でもそうであった。 私たちは、微分という算