言語が思考に影響を及ぼすことはかなり前から確認されていたことですが、最近ではさらに進んで、母語によって知的活動のための機能が作られてきていると考えられています。 そうなると影響どころか、知的活動そのものが言語によって行われていることになります。 幼児期の4歳頃までに母語の取得を完了しますが、一番大切な時期は生まれてから18ヶ月までの母親との全機能を使ったコミュニケーションにあることもわかってきました。 そのために、学習言語としての国語に対して伝承言語という呼び方もされるようになっています。 人間の持っている言語が、母語を基盤にした3つの言語で成り立っていると考えられるようになってからは、母語に対しての重要性がますます増してきたと言えます。 知的活動と言語については、過去のブログでかなり詳しく述べているので、是非とも参考にしてください。 (参照:知的活動と言語について) 特に母語については、