のふぬ100%、ぬふぅ100%という言葉が脳裏に浮かびました。私はひょっとして疲れているのか……。 ● 映画版を先に見ていました、ご存じ『パプリカ』です。おそらく七瀬三部作と双璧をなす筒井作品理想のヒロインものではないでしょうか。 映画版との比較はさておき。ヒロイン千葉敦子は確かに魅力的です。筒井作品の理想的ヒロインは敵に対しては冷徹で、残酷で、しかし愛情の対象は徹底的に優しい。とはいえ優しいといっても甘えてベタベタするのではなく、あくまで同志として戦いかつ愛するという関係。連想したのがジョジョヒロインのリサリサ先生やジョリーンですが、荒木世界は筒井世界の影響直下にあるので必然といえます。また同時に両者の性格や女性の好みが似ているのでしょう。 彼女らは愛する人が死んでも、サバサバと葬式をすませ、それが不審死であればテキパキと仇討ちやら真相追求をし、すべて片付いたらサッサと自分の人生を歩