イタリアのリラ紙幣(左)とユーロ紙幣(2001年6月1日撮影、資料写真)。(c)AFP/ THOMAS COEX〔AFPBB News〕 次のような新年の抱負のリストを想像してみてほしい。まず、チョコレートを断つ。次に、離婚する――。普通の人は当然、馬鹿げていると言うだろう。もし離婚について本気なら、リストに載せたりしないし、載せるほどこだわるのであれば、離婚は2番目の項目にはならないからだ。 だが、これがまさに、フランスとイタリアのポピュリスト(大衆迎合主義者)が単一通貨ユーロに対する政策を打ち出したやり方だ。 彼らはユーロ離脱を支持しているようだが、しばらくは決断を先送りし、その後、すべてを国民投票にかけたいと思っている。これはフランスの国民戦線(FN)とイタリアの五つ星運動をそれぞれ率いるマリーヌ・ルペン、ベッペ・グリッロ両氏が政権を担う準備が全くできていないことを物語っている。彼ら
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