こと博士の素顔があまりにも面白いので、弁護人である私の目から、事件を振り返ってつれづれなるままに書きつづってみる、壇弁護士の事務室のスピンアウトブログです。 博士の起訴が決まってまずしたことは保釈の申し立てである。 日本では保釈は検察官が起訴した後にしか認められないからである。 この事件で、博士が拘置所にいれば勝利はありえないことは分かっていた。 しかし、日本は保釈率が異常に低い。無罪を主張していたらまず保釈はでない。 映画もびっくりな異常な世界が日本の刑事司法の常識だったりするのである。 保釈前の裁判官と面談が保釈成功のための正念場であった。 裁判官は得てして優秀な人が多いのであるが、面談に対応した裁判官は特に切れ者の雰囲気であった。 一番困るのは、何となくよく分からないから検察官の言うようにという裁判官である。 絶望的な状況ではあったが、彼ならというかすかな期待があった。 翌日、500
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