ソフトウェアなどを使いこなすために、ストレスを感じながらもしぶしぶ覚えなければならないようなノウハウ、「バッドノウハウ」(BadKhowhow)がテーマの本連載、第2回の今回は数値に関するバッドノウハウ(以下BK)を取り上げたいと思います。 JavaScriptのparseInt関数 JavaScriptには、文字列を整数に変換する組み込みの関数parseIntがあります。この関数は、第1引数に文字列、第2引数に基数を渡して使うのが基本です。しかし、基数を省略した場合は、文字列の中身に応じて自動的に基数が選ばれます。 その結果、"08"が8進数として解釈されて0(ゼロ)になる(8は8進数では無効な値)、という厄介な挙動が発生します(リスト1)。 リスト1 JavaScriptのparseInt関数 // Firefox 2、IE 7ともに0が表示される alert(parseI