※本コラムの執筆に際して患者の許可を得ています。また、患者情報を一部変更しています。 「退院後、会社にいられなくなった」会社でクラスターが発生してしまい、同僚が複数感染した事例がありました。誰が誰から感染したかは、分からないことのほうが多いのですが、小さなコミュニティではよく「犯人さがし」がおこなわれます。 ある会社員の男性は、同じ職場内で風邪が流行っていたので、それをもらったのだろうと思っていました。その後、複数の職員が新型コロナと診断され、彼は肺炎を発症していたため入院になりました。入院になったのは彼だけした。 自分がいない間、会社では「入院したのは彼だけだから、おそらく彼が感染の発端だろう」という結論になっていました。回復した後、会社に戻っても「まだ咳があるみたいだから1~2ヶ月休んだらどうだ」とやんわり出社を拒否され、最終的には「君から新型コロナが広がったせいで、社内は大変だった」
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