名古屋市は、身寄りがない状態で死亡した市民のうち、1年以上火葬されなかったケースが去年までの3年間に6件あり、中には3年余りにわたって遺体が葬儀会社の施設で保管されていたケースも確認されたとして、関係した職員を戒告などの処分にしました。 名古屋市では身寄りがない人が死亡し、遺体を引き取る相続人がいない場合は、区役所が葬儀を行い火葬しています。 名古屋市によりますと、今年度の監査の結果、身寄りのない状態で死亡し区役所が葬儀を行うと決めてから1年以上火葬されなかったケースが去年までの3年間で合わせて6件あったということです。 中には遺体が3年余りにわたって葬儀会社の施設で保管されていたケースも確認されたということです。 また、区役所の職員が遺体の引き取り手を探したものの調査を続けなかったため、1年以上、葬儀の実施自体が決まらなかったケースも3件あり、監査委員は河村市長に対し改善を求める勧告を行