日本列島で暮らす私たちが避けて通れない地震。深刻な地震の被害のうちの一つが、液状化です。液状化とは、地震によって地下水が噴き出し、地面が液体のようになる現象のことです。なぜ、液状化は起こるのでしょうか?砂と水を入れたペットボトルで液状化を再現します。砂の中に消しゴムを入れ、上に家の代わりにナットを乗せました。地震が起きたときのように、手で振動を与えてみます。すると砂が崩れ、砂の中の水が溢れ、地面は液体のようになりました。消しゴムは浮かびナットは沈んでしまいます。このように水分の多い土地では、「液状化現象」が起きやすいのです。東日本大震災のとき液状化による被害が広がった千葉県浦安市です。浦安市は大都市・東京から近く便利なこともあり、海を埋め立て、住宅や商業用の土地を作ってきました。こうして作った埋立地が、液状化によって大きな被害を受けました。
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