オースティン『高慢と偏見』、ブロンテ『嵐が丘』、イシグロ『日の名残り』――。名前は知っているあの傑作小説を、名場面の優れた英文と濃密な文法解説を通してじっくり精読。斎藤兆史氏(東京大学名誉教授)と髙橋和子氏(明星大学教授)の共著による『名場面の英語で味わう イギリス小説の傑作 英文読解力をみがく10講』は、英文の裏側にある意図にまで踏み込んで解釈することで、作品をより深く味わいながら本質的な英文読解力をみがくことのできる一冊です。3月14 日に発売となる本書の刊行を記念して、本文の一部を特別公開します。*本記事用に一部を編集しています。 【作家と作品】 イギリス小説の「偉大なる伝統」の中心に位置するオースティンの小説は、男女の恋愛と結婚に関する時代の価値観を色濃く反映しながらも、決して色あせることのない普遍的で豊かな人間模様を見せてくれます。いまだにドラマや映画の題材となる作家の最高傑作を
![名場面・名文句から読み解く、イギリス小説の傑作——ジェイン・オースティン『高慢と偏見』|本がひらく](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f1864eacf806639b5b1178b2324885b212bbd9c9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F132533683%2Frectangle_large_type_2_dbcf6ad20c78dcd7e301d897e7bd3f86.jpeg%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)