厳しい残暑の中、寝付けない、寝苦しい、翌朝になっても疲れが取れないという人は多いようだ。夏の疲れがたまった9月後半、10月を乗り切るためにはしっかり寝たいが、具体的にどうしたらいいか。専門家に対策を聞いた。 ◇夏に陥りやすい寝不足の原因 「今年は特に、『暑いせいか眠れない』と相談に来る患者が多い」と話すのは、市川メンタルクリニック(千葉県市川市)の院長で精神科が専門の芦澤裕子医師。夏特有の睡眠不足の原因として、睡眠環境を整えるのが難しいことを挙げる。「夜間も気温が下がらない日は眠りが浅くなる。冷房を使用しても室内の温度・湿度の調節がうまくできないこともある」 体内の要因もある。心身を緊張・興奮させる交感神経と、リラックスさせる副交感神経からなる自律神経。両者はシーソーのようにバランスを取りながら、体温調節や消化など体のさまざまな機能をつかさどっている。シーソーの揺れ幅が大きいほど、副交感神
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