みらい、北極航海終了 ラッコやアシカが出迎え 時事通信 外信部2024年10月01日07時20分配信 米アラスカ州ダッチハーバーに到着した海洋地球研究船「みらい」=9月30日 【みらい船上・時事】8月下旬に青森県むつ市から出航し、北極観測を行ってきた海洋地球研究船「みらい」が30日、下船地である米アラスカ州ダッチハーバーに到着した。1カ月余の航海中、40カ所以上で観測を実施。北緯76度9分、西経167度45分が今航海で最北の到達点だった。 さよなら北極海 みらい、ベーリング海峡通過 海洋研究開発機構(JAMSTEC)が運用するみらいは、世界で最も速く温暖化が進む北極の環境変化を研究するため、ほぼ毎年北極航海を行っている。今回も窒素やリンなどの「栄養塩」や「アルカリ度」などのデータを得るための採水に加え、海氷や泥、プランクトンの採取、海中ドローンの運航試験を行った。 「データや知識として北極