生まれつき、お尻に青いあざがある。「蒙古斑」と呼ばれるものだ。このモウコハーンに長年悩まされてきた。 蒙古斑をググると「5,6歳までに自然に消失しさほど問題にはなりません」と出てくる。 幼稚園生のときに「大人になったら消えるよ〜」って聞いたのに、アラフォーになっても消失してないっつうの! ちびっ子相撲大会、体育の水泳の着替え、修学旅行での入浴タイム……。子どもには衆目にお尻を晒すイベントが多い。一点に視線が集中しているような気がして恥ずかしかった。 昔はドラマやマンガで、お尻の青いあざを持つキャラクターが出てくる作品もあって、そのたびに一人傷ついていた。 消えるはずもないのにシャーペンの先で傷つけてみたり、不自然な絆創膏を貼って隠そうと試みたり。 大人になっても精神的にダメージを与えてきた。未熟であるという意味の「尻が青い」「ケツが青い」という表現があるからだ。 「◯◯くん、まだまだ青いね