■ 教育先進国とは、遠い昔話 先般の臨時休校は、わが国の教育が他国と比べてどれほど後れをとっているか、白日の下に晒す機会となった。さらに残念なことに、登校再開後、小中高の校種を問わず、後れを自覚して教育改革を前に進める気運はほとんどみられない。むしろ多くの現場では「これで元に戻れる!」という安堵感さえ漂い、「授業の遅れを挽回するためには、日々の授業を急テンポで進め、土曜日も登校させ、夏休みは短縮しないといけない」という対応がとられようとしている。 これを放置すると、当分の間、日本の教育が国際標準の域に追いつくチャンスは失われ、競争力がさらに低下し、地域の衰退が加速するのは不可避である。 教育の後れを理解するためには、インターネットの普及によって、世界は Society 3.0(工業社会)から Society 4.0(情報社会)へと移行した点をキチンと理解する必要がある。 Society 3
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