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ブックマーク / www.manabinoba.com (29)

  • やらされている感の宿題から、やっている感の自主勉強・自主学習へ。 - 教育つれづれ日誌

    ご覧いただきありがとうございます。私の住む白馬山麓 #hakubavalley は、いよいよ積雪時期となり、家の周りもすっかり雪景色となってきました。早朝に車や駐車場の除雪をし、その後に出勤という日が多くなります。 さて、今回のテーマは「自主学習」「自主勉強」です。私の住む長野県では「自学」と呼ばれる類のもので、一般的には学校から出される課題=宿題とは区別化されて認識されていると捉えています。自主と冠が付くくらいですから、自分から・主体的にという具体的な行動イメージが伴う家庭学習とも言えます。 今回は、「自学とはどのような特徴がある家庭学習なのか?」についてお伝えしていきます。 いわゆる「宿題」とは、担任・授業者等から提示される「やってきましょう」「やらなければならない」タイプのもので、トップダウン型の学習とも言えます。一方で、「自学」は自分で学習内容を選ぶことができるため、ボトムアップ型

    やらされている感の宿題から、やっている感の自主勉強・自主学習へ。 - 教育つれづれ日誌
  • なぜ探究なのか? ~今大事なのはHOWでなくWHY~ - 教育つれづれ日誌

    これは、いつか見た景色かもしれない。最近の探究ブームともいえる状況の中で、そんなふうに感じる時があります。 2020年度はコロナ禍に大学入試改革が重なり、さらに小学校で順次新学習指導要領が実施される激動の年です。そんな中で「校はこの学年から探究を開始しました」、「探究をしなければいけない。やり方を教えてください」などということを聞くことは少なくありません。たしかに探究は新学習指導要領で大切なキーワードの一つです。それでも「探究をすることが目的になっている」ようにさえ思える現状には違和感があります。 そもそも今なぜ探究が重視されるのでしょうか?今から4年以上前に株式会社ベネッセコーポレーションが『未来を拓く探究』という冊子を発行しました。その冊子には今の状況を予見していたかのような内容が多く含まれています。『未来を拓く探究』によると、探究が重要な理由は大きく「時代の変化」「入試の変化」「新

    なぜ探究なのか? ~今大事なのはHOWでなくWHY~ - 教育つれづれ日誌
  • 意外と知らない"教育におけるデータ活用" - 教育ウォッチ(第3回)

    第1回、第2回で「教育におけるデータ活用」の概要と、総務省、文部科学省が2017~2019年度に行った教育データ活用による学校教育の質向上の実証事業(総務省「スマートスクール・プラットフォーム実証事業」、文部科学省「次世代学校支援モデル構築事業/エビデンスに基づいた学校教育の改善に向けた実証事業」)について紹介しました。 第3回では、実証事業で利用されたような教育データ可視化システムの導入手順と、それを導入する上での留意点について紹介します。 学校の中には様々なデータが蓄積されています。例えば、校務支援システムに入力された出欠席情報、成績情報、保健室利用記録や、児童生徒が利用するドリルシステム、アンケートシステムのデータなどがあります。また、その他にも、これまでは紙で収集・保管されてきたデータもあります。 教育データ可視化システムは、そうした学校内のデータを連携し、集約して可視化したり、分

    意外と知らない"教育におけるデータ活用" - 教育ウォッチ(第3回)
  • 新しい幼児体育 運動遊び - 教育つれづれ日誌

    幼児体育というと跳び箱・マット・鉄棒をできるようにするという暗黙のルールがあります。これまではその目的に向かい、止まって順番待ちし、順番が来たら同じ動作を繰り返し行うことで、できるようにしていこうとしていたかと思います。しかしそれは筋力トレーニングと同じやり方・考え方です。筋力トレーニングでは、ダンベルをもって同じ動作を行い、しばらく休んだ後にまた繰り返します。それと同じことを行っています。 スキャモンの発育発達曲線から幼児期は神経が著しく育つことがわかっています。筋肉がついてくるのは高校時代です。これでは幼児期に合った運動とは言えないでしょう。小学校低学年や中学年くらいまでは相応しくありません。 それではどのようにしたらいいのでしょうか? 「何かをできるようにしなければ」という視点を捨てる方がいいです。 以前、バスケの指導に携わった小学校高学年の女の子がいました。 その子は私のスポーツ少

    新しい幼児体育 運動遊び - 教育つれづれ日誌
  • 教育つれづれ日誌

    若松 俊介(わかまつ しゅんすけ) 京都教育大学附属桃山小学校 教諭 「子どもが生きる」授業を目指して、日々子どもたちと共に学んでいます。子どもたちに教えてもらった大切なことを、読者の皆様と共有していければ幸いです。 ※この執筆者の連載は終了しています。

    教育つれづれ日誌
  • 橋本 康弘 主権者教育の一丁目一番地新科目「公共」の授業をつくる(前編)

    2016年7月の参議院選挙から選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたことにより、若い世代に向けた主権者教育の必要性がますます高まっている。高等学校では現行学習指導要領における「現代社会」に代わって、2022年度から主権者教育の「一丁目一番地」とも言われる新科目「公共」が必修化されることとなった。「公共」のベースとなっている主権者教育とはどのような資質・能力の育成を目指しているのか。新科目「公共」は新学習指導要領における「主体的・対話的で深い学び」「見方・考え方」とどのように連関しているのか。法教育の研究に取り組む福井大学学術研究院教育・人文社会系部門教授の橋康弘氏に話を伺った。 学びの場.com「公共」がどのような経緯で新学習指導要領に取り入れられたのかを教えてください。 橋康弘(敬称略 以下、橋)2016年に選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたのをきっかけに、これまで社会科の科目

    橋本 康弘 主権者教育の一丁目一番地新科目「公共」の授業をつくる(前編)
  • 奈須 正裕 新学習指導要領を語る。

    奈須 正裕 新学習指導要領を語る。 すべての子どもを「優れた問題解決者」に育て上げる、トータルな学力が必要です。 奈須正裕氏は上智大学にて教育学を講義する傍ら、2017年3月に告示された新学習指導要領に関わる数々の委員を務めた教育界のキーマン。今回の学習指導要領改訂では、小学校段階でのプログラミング教育の必修化や、当初アクティブ・ラーニングと表現された指導法に注目が集まりましたが、その背景にある考え方への理解は進んでいないように思われます。そこで、新学習指導要領の解説書である『「資質・能力」と学びのメカニズム』を上梓した奈須氏に、今改訂が目指す学力や学びのあり方、学校や教師に求められる役割などを伺いました。 学びの場.comなぜ『「資質・能力」と学びのメカニズム』(東洋館出版社)を執筆し、広く現場に届けようと思われたのですか? 奈須正裕新しい学習指導要領は、教える大人ではなく、学習する子ど

    奈須 正裕 新学習指導要領を語る。
  • 「トーク・フォークダンス/大人としゃべり場」が全国密かに浸透中 - 教育つれづれ日誌

    トーク・フォークダンスは、踊りではありません。フォークダンスのように、どんどん相手を変えて対話をする方法です。 円を描くように並べられた椅子の向かい側に、同じようにその椅子と向かい合わせになるよう、もう1周円形に椅子が並べられます。人々はそこに向かい合わせで座り、1分間ずつ対話をしたら、外側に座った人だけ左にずれていきます。 こうすると、どんどん新しい人と会話していくので、たくさんの人とコミュニケーションとることができます。たった1分とはいえ、お題を与えられて語り合うことで、驚くほど盛り上がる手法です。 トーク・フォークダンスをするのに、全く費用はかかりません。 体育館や多目的室のような広い場所があって、多くの人が座れる椅子があればいい。だって、椅子を円形に並べて、そこに参加者が座ればいいだけなのですから。 ただし、必要なのは、ファシリテーターの存在。 場の緊張をほぐし、効果的な声かけをし

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  • 『すみっコぐらし学習ドリル 小学1・2年 はじめてのプログラミング - 新刊紹介』

    パソコンを使わず、パズル感覚の問題を解くうちに、プログラミングの考え方が身につく、「すみっコぐらし学習ドリル 小学1・2年 はじめてのプログラミング」をご紹介します。 小学生に大人気のキャラクター「すみっコぐらし」のイラストを使った、パズル感覚の問題が満載。楽しんで解き進めるうちに、「順序」「反復」「分岐」「同期」「アルゴリズム」「条件付き反復」「圧縮」「フィードバック制御」「エンコード・デコード」「二進法」などのプログラミングの概念が身につくように工夫しました。保護者の方向けの導入ページで、それぞれのテーマをくわしく解説しています。2020年の学習指導要領で導入の「プログラミング」の基礎を、低学年から楽しく学べます。 【目次】 ①じゅんじょ ②くりかえし ③場合分け ④場合分けであそんでみよう ⑤同期 ⑥アルゴリズム ⑦アルゴリズムであそんでみよう ⑧きまりのあるくりかえし ⑨まとめて小

    『すみっコぐらし学習ドリル 小学1・2年 はじめてのプログラミング - 新刊紹介』
  • 意外と知らない"幼児教育" - 教育ウォッチ(vol.1)

    皆さんは「幼児教育」という言葉を聞いて、どのようなイメージが思い浮かびますか。早期教育のこと? 英才教育のこと? それともスポーツなどの習い事? しつけのこと? など、様々なイメージが思い浮かぶことでしょう。このようにイメージしてみると、幼児教育はいずれも幼児に対する成長期待から行われているように感じられませんか。では、そもそも幼児教育はどのような教育を指し、実際にどのような教育方法が存在しているのか、幼児教育の「今」を2回にわたって取り上げます。第1回目では、国が定義する幼児教育と幼児期に身につけるべき能力についてご紹介します。 そもそも、幼児教育に関心が高まってきているのは、なぜでしょうか。それは、幼児期が、成長していく人間としての基礎を培う大切な時期だと考えられているからなのではないでしょうか。 また、「小1プロブレム」という問題も幼児教育への関心を高める要因となっています。これは、

    意外と知らない"幼児教育" - 教育ウォッチ(vol.1)
  • 意外と知らない"保幼小接続" - 教育ウォッチ(第1回)

    今月(2019年10月)から3~5歳の幼児教育・保育の無償化がスタートしました。その目的の一つにいわゆる「小1プロブレム」への対応があります。今回はこの「小1プロブレム」を解決するための「保育園・幼稚園・認定こども園と小学校の連携・接続」(保幼小接続)をテーマに取り上げます。 保幼小接続とは、子どもの発達や学びの連続性を保障するため、幼児期の教育(幼稚園、保育所、認定こども園における教育)と児童期の教育(小学校における教育)を円滑に接続し、体系的な教育を組織的に行うことです。 幼児と児童の交流活動や保幼小の教職員の意見交換等の取組はある程度行われているものの、都道府県教育委員会の77%、市町村教育委員会の80%において接続のための取組は行われていないという調査結果を受け、2010年に文部科学省は、「幼児期の教育と小学校教育の円滑な接続の在り方について(報告)」を公表し、下記の3点のポイント

    意外と知らない"保幼小接続" - 教育ウォッチ(第1回)
  • 5%の努力で80%の満足度〜はじめまして編〜 - 教育つれづれ日誌(vol.1)

    みなさん、どうですか? あまり実感のない方が多いと思います。 教科化に向けて何をすれば良いのか そもそも英語を教えたことがない 普段の業務でそれどころではない… などなど こんな感じの方が多いのではないでしょうか? このつれづれ日誌を通して、小学校で英語教育を中心に、現場の先生方の一助になればと思っています。 タイトルの「5%の努力で80%の満足度」は、先生も児童も過度な負担にならずに、両者が満足度の高まりを目指していることを意味します。 数値は、読まれる方や状況によって変化するかもしれませんが、努力と満足度の数値が逆転しないよう心がけたいですね。 はじめまして編 どうやって教えたら良いの?編 そもそも、何をしたら良いの?編 ALTとどう教えたら良いの?編 ちょっとしたコツ!?編 冬休みに何を読めば良いの?編 ICT機器をどう使えば良いの?編 なんかうまくいかないとけど、どうしたら良いの?

    5%の努力で80%の満足度〜はじめまして編〜 - 教育つれづれ日誌(vol.1)
  • 「これから10年の教育」を考える~主体的対話的で深い学びの実現をめざして~ - 教育つれづれ日誌(No.9)

    実際に教壇に立っている先生方は実感されていると思うのですが、教員の仕事は多岐にわたります。担任としての学級経営、生徒対応、保護者対応、行事の準備、校務分掌、部活、書類提出などなど。これらの中で私が最も大切にしたいと考えているのは、教科の授業です。確かに、個別の対応や部活指導の方が生徒と深いところまで話すことができたり、様々な経験を共有できたりするかもしれません。でも、私は「国語」の教員として採用されているのであり、「国語」の授業で自信を持って生徒を指導することができなければならないのだといつも考えています。 こんなふうに質問をすると、生徒の答えは様々です。 友達と会えるから学校に来ている。 家にいてもすることがないから学校に来ている。 部活をするために学校に来ている。 行かないと怒られるから学校に来ている。 でも、私がこれまで出会った答えの中で多かったのは、 学校に行かないと将来困るから。

    「これから10年の教育」を考える~主体的対話的で深い学びの実現をめざして~ - 教育つれづれ日誌(No.9)
  • 言葉のちからを育てる国語教育 ―「教科書の文章が読めない」のはなぜ?ー - 教育つれづれ日誌(No.1)

    先ほど例に挙げた問題は、主語と述語の係り受けと、受け身形を理解しているかどうかがポイントとなる問題です。 幕府は、1639年、ポルトガル人を追放し、大名には沿岸の警備を命じた。 → 主語:幕府 主語の動作:追放した、命じた 1639年、ポルトガル人は追放され、幕府は大名から沿岸の警備を命じられた。 → 主語①:ポルトガル人         主語②:幕府 主語の動作(受け身)①:追放された  主語の動作(受け身)②:命じられた。 この問題を間違えるというのは、「1639年」「幕府」「ポルトガル人」「追放」「大名」「沿岸」「警備」といった単語だけを見て、「は」「を」といった助詞が示す主語や目的語、「命じた」「命じられた」といった受け身の意味を持つ助動詞の働きを理解できていないことが原因だと考えられます。 主語と述語、修飾語と被修飾語といった文節のはたらきを学習するのは中学1年生ですが、授業をし

    言葉のちからを育てる国語教育 ―「教科書の文章が読めない」のはなぜ?ー - 教育つれづれ日誌(No.1)
  • Let's enjoy Social skills ! ~ソーシャルスキルを学んでみませんか?~ - 教育つれづれ日誌(vol.1)

    Let's enjoy Social skills ! ~ソーシャルスキルを学んでみませんか?~(vol.1) 社会が変化し、人との関わり方も変化してきました。家族の人数が減り兄弟の数も減ったことで、個性がぶつかり合ったり、ぶつかったときにクッションになったりする経験が激減しました。社会の中での関わりも減り、人間関係を学ぶ場所として学校が担う役割が増大してきたことを痛感しています。 私たちはずっと家の中で暮らすわけにはいきませんし、引きこもって暮らすことが好ましいことだとは思えません。また、ひとりぼっちで山奥や孤島で暮らすことを選択できるのは、限られた人だけです。一歩外に出れば誰かと出会い、社会とつながっていく。それが人生なのだと思います。そして、関わることが面倒に思うことがあっても、関わることで楽しさや嬉しさを共有し合い、悲しさや苦しさを癒し合うことができれば、生きるエネルギーが湧いてく

    Let's enjoy Social skills ! ~ソーシャルスキルを学んでみませんか?~ - 教育つれづれ日誌(vol.1)
  • 「学ぶことの意味」って言えますか? - 教育つれづれ日誌

    祝 新成人 新成人のみなさんおめでとうございます。大人って大変だけど楽しいって、一緒になれたらなと思います。 それにしても、成人の日は関東でも大雪となり大変でしたね。雪が降ると、子どものころはわくわくしていましたが、今も少しはそんな気持ちがありつつも、車いすで通学している児童・生徒が大部分の学校で勤務していますので、翌日の路面状況がとても心配です。車いすを押す保護者の安全も気になります。 雪だけでなく、街の放置自転車なども生活を脅かす存在です。車いすを使わないと生活ができない人や、点字ブロックの上に障害物があると移動が困難になる視覚障害がある人になど、みんなの安全や利便性が守れる街になればと思います。 その力を担っているのは、心が敏感に動く子どもたちであり、その子どもたちへの教育がやはり、未来を変えると信じています。もちろん、大人が良い見を示すことが大切です。ぜひ、子どもたちが憧れるよう

    「学ぶことの意味」って言えますか? - 教育つれづれ日誌
  • 新学習指導要領における教育の情報化の推進 - 教育イベントリポート(7)

    New Education Expoで毎年人気を博している堀田氏の講演。新学習指導要領の全面実施を翌年に控えた今年は、教育現場のICT化についての緊急度が増し、課題感も浮き彫りとなっているのではないだろうか。会場は教職員や教育委員会の担当者など、関係各所からの参加者が400名以上も集まり、満席となった。 まずは、新学習指導要領の確認からスタートした。新学習指導要領では、学力という言葉ではなく、「資質・能力」という広義的な言葉に改められたことが大きな特徴だといえる。覚える、解くといった勉強に向かう姿勢や態度も「資質・能力」に含まれるのだ。また、資質・能力は以下、「三つの柱」により支えられていると提示した。 <資質・能力の「三つの柱」> ①生きて働く「知識・技能」の習得 ②未知の状況にも対応できる「思考力・判断力・表現力等」の育成 ③学びを人生や社会に生かそうとする「学びに向かう力・人間性等」

    新学習指導要領における教育の情報化の推進 - 教育イベントリポート(7)
    fan-uwajima
    fan-uwajima 2019/07/06
    情報があふれる時代、すでにコンテンツを学ぶだけであれば動画教材を見れば事足りる。今後は先達の資料やインターネットなど、あらゆる手段を用いることも含めて対話的に問題解決できる、そういった「コンピテンシ
  • 「これから10年の教育」を考える~これから必要な資質・能力とは~ - 教育つれづれ日誌(No.2)

    前回は、新学習指導要領改訂の基方針として「社会に開かれた教育課程」、つまり「学校で学ぶことが社会とつながりを持っていること」があることを整理しました。今回は、「これからの社会を造る子供たちに必要な資質・能力とは何か?」をテーマに、中央教育審議会答申をふまえながら考えます。 新学習指導要領の基方針として重要になるキーワードは、 ①「社会に開かれた教育課程」 ②「資質・能力」 ③「カリキュラム・マネジメント」 の3つです。 このうち最も根的な概念として教員が考えるべきなのは、「社会に開かれた教育課程」=「学校で学ぶことが社会とつながりを持っていること」。つまり、教員一人ひとりが、「自分が教えていることは社会とどのようなつながりを持つことになるか」を意識する必要があるということです。 では、これからの社会を造り出していく子供たちが、社会や世界に向き合い関わり合い、自らの人生を切り拓いていく

    「これから10年の教育」を考える~これから必要な資質・能力とは~ - 教育つれづれ日誌(No.2)
  • 起死回生の学校改革 〜いかにして急回復したのか。 改革のトップリーダーに聞くビジョンの効果〜 - 教育イベントリポート(2)

    起死回生の学校改革 〜いかにして急回復したのか。 改革のトップリーダーに聞くビジョンの効果〜 New Education Expo 2019 現地ルポvol.2 わずか1年で入学者数を倍増させた札幌新陽高等学校。開学2年目の定員割れから大学ランキング(学長からの評価)5位に成長した共愛学園前橋国際大学。その回復は、それぞれが教育機関としての存在意義を深く追求し、ビジョンの実現に向けて学校や取り巻く環境を再構築したことにあった。改革の中心を担った荒井校長と大森学長のセミナーの内容を紹介する。 荒井優校長は、リクルート社、ソフトバンク社長室を経て、そのグループ企業の取締役、東日大震災復興支援財団の専務理事などを歴任してきた。教育者としては異色の経歴といえる。そんな荒井氏が、祖父が開学した札幌新陽高等学校(旧: 札幌慈恵女子高等学校)の学校経営を立て直すため、校長に着任したのは2016年のこと

    起死回生の学校改革 〜いかにして急回復したのか。 改革のトップリーダーに聞くビジョンの効果〜 - 教育イベントリポート(2)
    fan-uwajima
    fan-uwajima 2019/06/21
    荒井氏は「偏差値」という指標も疑った。偏差値が低いゆえに、札幌新陽高等学校は「不良高校」というレッテルを貼られていた。しかし、民間企業での経験上、活躍する人材と偏差値の高い(高かった)人が必ずしもイコ
  • 「これから10年の教育」を考える~新学習指導要領全面実施に向けて~ - 教育つれづれ日誌(No.1)

    2017年度に周知徹底された新学習指導要領ですが、中学校では2021年度の全面実施に向けて各教科の移行措置も格的になってきました。私の勤務する中学校でも、新年度に向けて教科書の準備をしている時に移行措置に関する資料が添えられているのを見つけ、「いよいよですね…」という声をちらほらと耳にしました。読者の皆さんは、今回の改訂の趣旨についてきちんと理解し、教育活動を行っていく準備はできていますか?私自身は、まだまだ整理しきれていない部分が多く、残り2年間でしっかり指導要領を読み込み、勉強する必要を感じています。この連載を通して、皆さんとともに新学習指導要領についての理解を深め、私のこれまでの経験から考えたことなども紹介していければと思っています。 さて、今回の改訂における基的な方向性の主なキーワードとして取り上げたいのは、 ①「社会に開かれた教育課程」 ②「資質・能力」 ③「カリキュラム・マ

    「これから10年の教育」を考える~新学習指導要領全面実施に向けて~ - 教育つれづれ日誌(No.1)