虫歯や歯周病の原因菌を死滅させる“殺菌水(口腔機能水)”を使った画期的な歯科治療が脚光を浴びている。国内で歯周病をもつ人は約8000万人(成人の約80%)といわれるが、もう歯を失わずに済む時代がやってきそうだ。関連記事“口は災いの元” 歯周病菌 糖尿病な…【シェ松尾のボン・サンテ】「口は最後…記事本文の続き【原因菌が10秒で死滅】 殺菌水は「パーフェクトペリオ」と呼ばれ、白血球と同じ殺菌成分である「次亜塩素酸」と「炭酸水素ナトリウム」を組み合わせた電解水。 現在、全国300以上の歯科施設が、この殺菌水を使った虫歯・歯周病治療を導入している。 「歯周病は老化現象ではなく、細菌感染によって起きている感染症。原因菌がいなくなれば進行は止まるし、予防もできる」と話すのは、5年前に殺菌水の開発に成功したデンタルサロン・パンデミック(栃木県小山市)の野口宗則院長。従来の治療は効果的に原因菌を除去する手
”実力派洗口剤"として話題を集める「パーフェクトペリオ」。同商品の開発を手がけたパーフェクトペリオ株式会社(栃木県小山市)の野口宗則CEO(野口デンタルクリニック院長)に話を聞いた。虫歯菌、歯周病菌に対して「10秒のうがいでほぼ100%の殺菌効果」があるとされる、その効果の秘密とは? ――まずは、開発の経緯について教えてください。 パーフェクトペリオを開発しようと思ったのは、29歳のとき。開業して2年が経過していました。当時、患者さんを治療しても根本的な治癒には至らず、むしろ患者数が増えていく現状に憂慮していました。従来の治療法では治らない、むしろ新しい治療方法を考えなくてはという発想から、細菌感染に着目したのです。 歯周病は、歯茎の溝にこびりついた歯周病菌をこすったり潰したりしても死にません。また、水で洗い流そうとしてもねばねばした物質(バイオフィルム)にはじかれてしまいます。それは歯周
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