「上へ参りまーす」エレベーターガールはそう言うと、扉が閉まり、僕は下方向に軽い加速度を感じた。「このエレベーターは『天才エレベーター』となっております。最上階の天才まで各階に止まります」僕がこのエレベーターに乗ったのは15歳の頃からだ。それからずっと、このエレベータに乗っている。僕以外は5歳ぐらいから乗ってる人もいて、どうやら最上階の天才まで辿り着いた人もいるらしい。まぁ、誰も見た人はいない。噂だけどね。今の僕は24歳。「135階、修士論文研究前段階発表フロアでございます。この発表で今後の修士卒業と進路、博士後期課程のポストが決まりまーす」エレベーターガールが説明した。そのとき、突然、僕は息が苦しくなり始めた。うがはっ!苦しい!がはっ!ここから出してくれ!外の空気を吸わせてくれ!「135階でーす」エレベーターガールがそう言ってドアが開くと同時に、僕はエレベーターの外に飛び出した。倒れて四つ
hatena内でオススメのSFをリストアップするのが流行だ。 ホコリの被った旧作(「古典」ではない)ばかり挙げられていて本当に辟易する。 SFはアイデアの新奇性、センス・オブ・ワンダーが重要なのであって、 今さらヴェルヌやウェルズを読んだところで、価値はない(ギブスンやディックも同様)。 そしてこういう「オススメSF」の話題になると必ず出てくるので『夏への扉』を薦めてくるやつだ。 はっきり言えるが『夏への扉』を薦めるやつは見る目がなく、センスに欠けていて、信用できないってことだ。 私もその手合いに騙されて、貴重な時間を無駄にしてしまった。 『夏への扉』は読まなくて結構。今からその理由を端的に3つ述べる。 『夏への扉』は決して猫小説ではない。『夏への扉』は猫好きなら読んでおくべき、みたいな薦め方もされる。 読んでみて驚いたのだが、これはまったくもって猫小説ではない。 なぜなら猫はストーリーの
(タイトル記述をわかりやすくするため【女性編】としましたが、あくまで稿者の体験記であるため【男性編】は存在しません) 一か月前に浮気らしきものをはじめ、それから自分でも思ってもみなかったような様々な心境の変化がありました。 それを整理するための記録とも、備忘録とも付かずに書きます。 特に共感も求めませんが、浮気や二股に嫌悪感のある方は読み流してください。 <スペック> 【私のスペック】20代半ば、女性。関西の大学院を出て都内で専門職。 外見は普通。服装や化粧などはまぁ地味なほう。WithとかMOREみたいな感じ。 浮気はこれまでしたこともされたこともなく、ごく普通の男女交際をしてきたと思う。 交際経験5人。元々は恋愛に時間を割くタイプではなく、ドライだと周りには言われてきた。 【彼氏(本命)のスペック】同じく20代半ばで会社員。大学のサークルがきっかけで出会い、交際二年。 仕事で月の半分以
もうねえ、疲れるのよ。 朝から晩まで見せられて。 「嫌いなら見るな」なレベルじゃないのよね。 TVでもネットでも、アイドルばっかり。 昔から興味ないのよアイドル。 ちなみにアイドルおたくは嫌いじゃないのよ。 趣味だから自由。 何が嫌かというと よくわからんアイドルを ロックシーンなんかとリンクさせようとして 盛り上げようとする業界ね。 「ももクロ、オズフェス出演」もそうなんだけど、 以前あったディアフーフと私立恵比寿中学のライブとかさ。 そういう組み合わせが新しい!みたいな提案する業界がクソ、ウンコ。 これからの時代は~とか、かっこつけやがって。 あとソコソコのミュージシャンがさあ 「●●のファンです」とか言ってんじゃねーよ。 「衝撃的でした」とかさ、よっぽどいい音楽も巡り会わずに 育ったのでしょうね。 特に悪ぶってるバンドあたりの こういう感性もあります的なのとか腹立つわ。 で俺のように
叩かれてる…。案外はてなってマッチョなんですね。 クッキーを渡された男友達は、見た目でリア充認定されるほどにはイケメンです。 逆にクッキーを渡してきた女子は地味な感じの子。 これを男女逆にすると、リア充系の可愛い女の子に対して、会話したこともない地味男子が突然クッキー焼いてきて手渡す、というものになる。 「地味男子が可愛い子に渡した場合は、可愛い子は気持ち悪がって捨ててもいい。女の子が自衛するのは当然のこと。 でも、地味女子がイケメンに渡した場合は、イケメンは喜んで受け取って食べなくちゃいけない。」 そういう男女の非対称があるのであれば、これって男性ジェンダー問題なんじゃないですか? 男友達の、私への怒り方からもそういうものを感じたんですよ。 「俺が女の子からのプレゼントを怖がったり気持ち悪がったりするような男だと思ってたの?」みたいな。 もしクッキーが生焼けで、お腹壊すことになったとして
最初にお断りしておくが、これは冗長な自分語りである。あまり面白くないと思う。 共通の知人の結婚式で、前に付き合っていた女性に会った。もう数年前のことだ。 私たちは大学の同期生で、お互いが初めて付き合う相手だった。二十歳から付き合い始め、20代の大部分を二人で過ごした。同棲していた期間も長かった。20代の終わり、彼女が突然別れを切り出し、部屋を出て行った。会うのはそれ以来だった。 彼女は美人ではない。ファッションに力を注ぐタイプでもない。しかし彼女は、なんというか、非常に素敵になっていたのだ。その時だって別に美人ではなかったが、彼女を綺麗だという人がいても私は全く驚かない。付き合っているときはあんなにもっさりしていたのに。 私にはその時点で、特定の恋人がいなかった。それで思ったのだ。彼女とは趣味が合うことも分かっているし、一度は別れたが共に積み重ねた10年からの歴史があるわけで、もう一回付き
結論から先に言うと、「ダメって言ったのにそれを乗り越えてくれる強引さ、そこが逆にイイの」っていう考えは根本から改めてもらえませんか。 今まで短期間の間に付き合っては何となくグダグダに別れ、ってのを繰り返してきて、ようやく趣味から考え方からビタッとくる人とめぐり逢えた。 最初のうちはキャッキャウフフしてたんだけど、ある時、いつものようにセックスをしようとすると、なんだかちょっと様子が違う。 いつものようにイチャイチャはしているんだけれど、求めようとしては「今日はダメ」とか言う。 別に整理でもないし、これといった理由がない。またまたそんなこと言って~、って攻めようとすると、何か途中から半分マジモードで今日はほんとダーメ、おあずけ、とか言う。理由を聞いてもただダメって言うだけ。 俺、この間めちゃくちゃいろんな考えが脳内を駆け巡った。俺何か悪いことしたか?気が付かないうちに何か地雷踏んだか?メモリ
http://anond.hatelabo.jp/20130306163244 読んだ。 そして自分が就活していた時のことをいろいろ思い出したので、書いていく。 私はいわゆる意識の高い系の学生だったと思う。 就職を見据えて授業を選び、同じように意識が高い学生が集うサークルに入り、インターンシップに参加していた。 3年の10月には本格的に就職活動を始め、OB訪問をしまくったり(40人ぐらい)、他大生と積極的に交流したり、大学の就職課に通った。 そうして人と交流するにつれて、私は「俺すげえ!」と勘違いをするようになった。 超大企業に入った先輩や「すごく見える」学生と話をすることで、自分も同じような存在になった気でいたのだ。 自分が意識が低いと思える周りの人間を、心の中で見下していた。 しかし、実際に面接を受けてもちっとも通らなかった。 今思えば当たり前の話で、「レベルの高い俺に見合ったレベルの
・適性検査。気分が落ち込むに「はい」と答えてはいけない。将来の見通しが明るいと思えないに「はい」と答えてはいけない。憂鬱だ、に「はい」と答えてはいけない。耐えられない。・笑顔の面接、自分のアピールポイントは伝えた、最後まで雰囲気のいいディスカッションだった。しかし祈られた。耐えられない。・反省ポイントが分かった。××社の求めている人材はこういうものか。俺は違うアピールをしてしまったな。次の会社ではそれを生かそう——GDで祈られた。耐えられない。・またGDだ。GDでうまく振る舞えない。皮肉ってしまう。「それは収益性が見込めないんじゃない?」みたいな突っ込みばかりしてしまう。祈られるだろう。耐えられない。・面接……もういやだ。俺のやりたい仕事とは全然違う分野の人がやってきて、半笑いで話を聞いている。おまえなんかいらない。わかってる。だから耐えられない。・結局、自分は誰かに取って代わられる存在で
とりあえず参考資料を列記します 区が無報酬デザイナー募集…抗議殺到、計画中止 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 大阪市 天王寺区 【報道発表資料】デザインの力で、行政を変える!!~天王寺区広報デザイナーを募集します~ 非難殺到で計画が中止になったり、ブコメでも罵詈雑言の嵐だけど、本当にわからん。 無報酬でデザイナーを募集して何が悪い? 別に水谷区長を応援してるわけでもましてや維新の会に対して好意的に思ってるわけでもないけど、 あまりにもとんちんかんな批判が目立つ。 たとえば、労働に対する正当な対価?業界が疲弊する?とか もっとひどいのだと無報酬でコック、区長、職員を募集すればいいwとか 宣伝になるからって無断転載する奴と一緒wだとか。 全然批判や皮肉になってないものも多数 そこんところの違和感についてしっかり説明しておきたいと思う。 1、労働に対する正当な対価って誰が
イラつくよな。俺もイラつく。 まあヘイトスピーカーやネトウヨがイラつくのは当然だろとしか言えないが、そうでないのにイラつく。 NHK_PRの発言、ツイート単体は説教がましいとはいえ、イラつくものでは無いと思う。 「ヘイトスピーチをするネット弁慶はボランティア行け」の裏にある文脈があって、それにイラつくんだ。 裏の文脈について文章化してみよう。 まずは、マジカルバナナ風に連想してみる。 「ヘイトスピーチ」 …と言ったら「ボランティアもしないネット弁慶」 …と言ったら「ニートの内弁慶」 …と言ったら「ひきこもりのネット依存症」 …と言ったら「非コミュで友達ゼロのコミュ障」 …と言ったら「非モテの童貞キモオタ」 …と言ったら「学校でも孤立してたぼっち」 こんなところか。 これはNHK_PRのツイートだけ読んだときにも感じたが、被害妄想の行き過ぎと思い自省した。 NHK_PRは東北についての発言だ
「相談女」という人種が居ます。 モテ系の既婚男性やイケメンはこの種の女を上手く使って遊んでいるのですが、 童貞はこの種の女にボロボロにされやすく、とても見ていられません。 懇切丁寧に説明するので、すみやかに理解を深めてください。 「相談女」とは恋人ではない男性に「相談」を持ちかけて二人で会おうとする女性のことです。 略奪型と乗換型の二種類がいます。 略奪型彼女が居る男性や、既婚者の男性を、デートに誘うのは倫理的に憚られるものですよね。 誘われる男性も「俺、彼女持ちだって言ってるのに、何考えてんだこのクソビッチは!」と思ってしまいます。 しかし「仕事の悩み」「人生の悩み」などの真剣な悩みの相談だと言われたら? ビッチどころか、清楚可憐な努力家だと思ってしまう男性も居るでしょう。 そうして繰り返し二人きりで会い、「相談しているうちに、その包容力を好きになってしまった…」と相談女側から告白したり
なぜこんな改悪をしてしまったのだろう。 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1301/08/news128.html 大幅なデザインリニューアルは2008年11月以来との事だが 当初から利用しているユーザーとっては大変使いにくく、見辛くなってしまったのがとても残念だ >1月30日には、ブックマークコメントの一覧表示ページを刷新する予定。 こちらも初期ユーザーからすると残念なお知らせになりそう。 初期のデザインに戻す機能を付けてもらいたい。 同意見の方はこの投稿をブックマークして(エントリーに載れば)はてな社員に目をつけてもらえるかも。 ※おもしろいサイトを見つけたのでリンクを貼っておく http://mixch.blog.fc2.com/ はてなブックマークを見るのに使えるかも
http://anond.hatelabo.jp/20120616122645 とても長い話し合いだったので、なるべく簡潔に書く。 父の発言息子が事業を継がなかった場合、娘婿に継いで欲しいと思っていた。 より将来性のある婿をもらうために、女の魅力を磨いて欲しかった。 娘にそれを中傷と受け取られているとは思わなかった。 母の発言夫が娘の教育投資に反対していた時、説得したのは私。 より将来性のある婿候補は良い学校に居るから、娘も良い学校に言ったほうが良いと夫に言った。 本音は、娘の学びたいという意志を尊重したかった。 父の発言本当は息子に教育投資をしたかった。しかし息子が応じなかった。 馬鹿だと繰り返し言ったのは、そうすれば悔しがって勉強するだろうと思ったから。 従業員から馬鹿にされないよう、立派な学歴を持っていて欲しかった。 弟の発言自分は経営者に向いていないし興味も無い。 父が跡を継がせた
お見合いで紹介してもらった相手は35歳で童貞だった。 風俗も経験がなく完全な童貞だという。 本人がそう言った。 ああやっぱりそうかという気持ちもあり同時に反射的に「きもい」と拒否感を覚えてしまった私は最低だろうか。 形式とか属性とかで他人を評価することは私が最も嫌うところであるが、 35年間どの女性にも一瞬でも愛されたことがない、 恐らく嫌悪されていたのであろう彼のこれまでの人生がとどめる術もなく想起されると、 同情と軽侮を禁じ得なかった。 誰か一人にでも愛されるための努力を放棄してきた怠慢さ、 努力したとしても叶えられなかったのだとすれば、 遺伝子を継承するという生物として最も基本的な権利を創造主から剥奪され自然界から見放された「非生物」であることの証左、 実力に不相応なプライドを口実として商業的に体験するための金を稼ぐ努力すらも惜しむ怠惰さ、 そしてその怠慢さ或いは非生物性を帳消しにす
10/28,29 一番下に追記しました ☆これから話すのは、美人を武器にできない馬鹿な増田個人の不幸話、ということで! ☆わーお、こんなに反響があるとは。心臓がドキドキしています。ビビリなので怖いというか馬鹿だからいちいち傷ついてしまって消したくなりますが一応全部読んでいます。批判も共感も、読んでいるとなんだか高まって涙がポロポロ出てぶるぶる震えてしまう。昨日から寝ずにF5連打状態でフワフワとした気分です。おそらく、人にぜーんぶ洗いざらい話してしまったのがはじめてだからだと思います。男女関係のことは親にも言いにくいから、同じような悩みを持つ姉にしか話したことがなくて…。理解してくれる女友達もたくさんいるけど、内容が内容だからこんなには話せないし。なんかごめんなさい。 ☆美人、というのは何か違うようなので、「もてる女」ということにしてください。 ☆ブコメやTwitterで同意してくれたり「あ
1年前のブコメにレスポンス tomo-moon どうでもいいけど事業に失敗したと言う男にそれでもいいと告げて 『嘘だよ、事業は至って順調。君は心が美しい女だ今すぐ結婚しよう』とか言われて 「私を担ぎやがって」と相手をボコボコにしないでいられる自信はない 2010/10/18 14 これはすごくまっとうっていうか、当たり前っていうか、 そもそも相手を試すような行為ってのは大変無礼なことであって、 「事業に失敗したという男」のお話で言えば もし女が「それでもいい」と言った途端に 男はその場で五体投地して 「ごめんなさい 人を信じられない僕の醜い心が君を試すようなことをしてしまいました でもこんなことをするのは一生でこれっきりです もし愚かな僕に愛想が尽きていなければ どうか結婚してください」 という展開が当然来るわけで 「事業に失敗したという男」のお話でいうと 女が「お金ないならサヨナラ」と返
2011 9/8 失敗したものと部屋の選び方を追加しました 2012 9/29 わあ!また上がってるぜってことで、またちょっと追加です。 見た目の良さは度外視している。 本当にずぼらでめんどくさがり(しかも貧乏)だが、できるだけ清潔に便利に(そしてできれば健康に)暮らしたいという人向け。 そんなの今更目新しくねーよってことばかりだけど一応。 俺は、めんどくさがり屋だが、それ以上にパンクしやすい人間だ。 ゴミ、未実行の工程(畳む、拭く、しまう)などが貯まると、パンク、というかショートして何もできなくなり、どんどん散らかり汚くなっていく。 だからできるだけ、工程を減らしつつ、ひとつひとつの工程のハードルを低くしつつ、散らかりにくくすっきりした暮らし方を目指している。 俺が重要視するポイント ■まあ散々言っているが、少工程でひとつひとつの作業を簡単に ■オサレじゃなくていいが、すっきりと清潔にし
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