韓国のパク・クネ大統領が次の首相に指名した新聞の元主筆が、「わが国が日本の植民地になったのは神の意志だった」などと発言していたことが反発を招いたことから、首相就任を辞退し、政権にとって新たな打撃となりそうです。 韓国の有力紙の元主筆ムン・チャングク氏は今月10日、パク・クネ大統領から次の首相に指名されましたが、3年前に教会で行った講演で、「わが国が日本の植民地になり、南北が分断されたのは神の意志だった」と発言していたことが分かりました。 さらにことし、大学の講義で、いわゆる従軍慰安婦の問題について「わが国は日本の謝罪を受けなければならないような弱い国ではない」と述べたことも伝えられ、野党から「歴史認識が疑われる」などと強い反発を招いていました。 ムン氏は24日、記者会見を開き「国がさらに深刻な対立と分裂に陥った」と述べ、混乱の責任を取って首相就任を辞退することを明らかにしました。 韓国の次