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ブックマーク / business.nikkeibp.co.jp (63)

  • うまい魚が、食卓でなく、海に流れる:日経ビジネスオンライン

    東京の高級住宅街である白金に11月7日にオープンした1軒の日料理店「味彩せいじ」。広尾の懐石料理店を皮切りに、西麻布で鮨を10年間握り、系列の日料理店も任されたという料理人がいよいよ独立し、腕によりをかけて魚料理を振舞う。 東京で魚と言って、すぐに頭に思い浮かぶのは、全国から魚介類が集まる築地の魚市場。ここも、やはり、築地で厳選した素材を使って料理を堪能させようというのだろうか。 「築地? 基的には頼りませんよ」。料理人、平原成二はこともなげに言う。そして、こう続けた。「毎日どんな魚が届くのか、私も楽しみにしているんです」。 栗の香りがする茹でダコ どうやらこの店は、普通の日料理店とは趣が異なるようだ。平原の仕入先の魚は「とにかく鮮度が違う」のだという。しかも、築地では見ることができないような魚を扱うこともあるらしい。その日の献立は、届いた魚で決まってくる。 なぜこのような店を立ち

    うまい魚が、食卓でなく、海に流れる:日経ビジネスオンライン
    fenethtool
    fenethtool 2009/11/18
    地元の隣町が漁村的な感じだったんだけど、たしかに魚は一級品だったからなあ
  • 単価は10年で100分の1に、ネット広告に「One to One」の弊害:日経ビジネスオンライン

    米国、欧州で女性向けサイトのアドネットワーク事業を展開する米グラムメディアはこのほど日法人を設立、2008年中にサービスを開始する。グラムメディア・ジャパンの代表取締役CEOに就任した山村幸広氏は、ネット広告のダブルクリックなどを経て、1999年から2008年6月までポータルサイト運営のエキサイトの代表取締役社長を務め、女性向けサイト「ウーマンエキサイト」の立ち上げ、運営にもかかわってきた。その山村氏に、グラムメディアの事業内容、ネット広告市場に対する見解と、今後さらなる成長を続けるために必要な条件などを聞いた。 山村氏は11月5日に開催するネットマーケティング関連の大規模イベント「NETMarketing Forum Fall 2008」のパネルディスカッション「クチコミ、動画、アドネットの未来像 ネット広告はどこまで進化するのか」に参加する。(杉昭彦=日経ネットマーケティング編集)

    単価は10年で100分の1に、ネット広告に「One to One」の弊害:日経ビジネスオンライン
  • 【16】3つのフレームワーク:日経ビジネスオンライン

  • 自分の「強み」を発揮する機会が<br/>日本は海外の半分以下:日経ビジネスオンライン

  • 親密さはセックスを遠ざける:日経ビジネスオンライン

    山極:動物にとっては個人的な行為ですが、前編でお話ししたとおり、人間はをコミュニケーションの手段にするため、他人に公開しました。ところが、性について言えば、動物の場合は、公のもの、つまり見せるものですが、人間にとっては隠すべきものになりました。人はと性のあり方を、動物とまったく逆にしてしまった。これが人間独自のストレスを生み出す原因になっています。 人間が性を隠したのは、1人の人がいろんな集団に身を置く「集団遍歴」が関係しています。1つの集団として完結するのではなく、複数の集団が寄り合って生きる地域社会を形成する必要が出てきたとき、家族という単位が形成されました。 その家族の中で性交渉が許されているのは夫婦のみで、兄妹、姉弟、親子間では禁止されています。 コミュニケーション手段としての性 --人類学者などの報告から、現在ではインセスト・タブー(近親間の性交渉の禁止)の有無が、「文化

    親密さはセックスを遠ざける:日経ビジネスオンライン
  • 脳は「セクシー広告」がお嫌い?!:日経ビジネスオンライン

    昨年10月に米国で出版されたニューロマーケティングのがベストセラーとなり、マーケティング関係者の間で話題となっている。 著者は、「五感ブランディング」という新たな手法を提唱し、ブランドマネジメントの専門家として頭角を現したマーチン・リンストローム氏。日米英など5カ国で行ったニューロマーケティングの実験結果をまとめた。 その多くは、これまでのマーケティングや広告宣伝の“常識”を覆す内容。ニューロマーケティングが現在の消費者調査の限界を克服する可能性を示した。 マーケティング関係者の間で関心が高まっているニューロマーケティング。それは、脳科学のアプローチを応用して人間の消費にかかわる心理や行動を解明しようとする試みである。2004年頃から欧米で盛んになり、日でもここ1~2年の間に具体的な取り組みが見られるようになった。 このニューロマーケティングをテーマとしているにもかかわらず、リンストロ

    脳は「セクシー広告」がお嫌い?!:日経ビジネスオンライン
    fenethtool
    fenethtool 2009/02/15
    こういうのってある種の環境管理型権力だなあ。
  • アングロサクソンのモデルに賞味期限は来たか?:日経ビジネスオンライン

    投資銀行バブルの終焉 サブプライム問題のメカニズム』を今年7月に上梓した倉都康行さん。改めてご注目頂きたいが、7月である。便乗ではなくて「予言」のだ。 倉都さんは1979年に東京銀行に入社、いわゆる金融商品の先駆けであるデリバティブズの日導入と、世界での市場作りにいどんだ最初の世代の日人だ。同行からバンカース・トラスト、そしてチェース・マンハッタンへ転じ、2001年に独立、RPテックを設立し現在に至る。理屈ではなく、現場を見てきた人だから事態を正確に予測できたのだろうか。 この稿の構成を行った編集山中(以下Y)は、経済系サイトの編集をしていながら、実のところ経済については半可通。偶然、倉都さんの知遇を得、弊社から書籍を出して頂いたのは天の恵みとずうずうしく押しかけてあれこれお話を聞いていた。今回の金融危機を予言していた倉都さんに、この聞き手ではもったいないにも程がある、のだが、素

    アングロサクソンのモデルに賞味期限は来たか?:日経ビジネスオンライン
  • バフェット氏の孤軍奮闘:日経ビジネスオンライン

    米ニューヨークと大西洋を隔てたフランス・パリ。仏保険大手BNPパリバアシュアランスの幹部は、「この20年で最悪の日になってしまった」と厳しい表情で吐き捨てた。 10月6日の朝、仏大手銀行BNPパリバはベルギー・オランダ系の金融大手フォルティスのベルギー部門などを買収すると発表していた。欧州金融再編に先手を打ち新たなスタートを切ることになった晴れの日であり、交渉を何日も続けた疲れなど吹き飛んでいた。だが、仏時間午後、ダウ平均株価1万ドル割れが伝わると、仏株式市場は大幅安に転じる。これから何が起こるのか見当もつかない。神にもすがりたい思いだった――。 救世主待望論の虚しさ すったもんだの揚げ句に成立した米金融安定化法に対して市場は「ノー」を突きつけた。公的資金注入、利下げもどの程度の効果があるのか不明。神頼みしたくなるのも無理はない。 前週には世界一の富豪ウォーレン・バフェット氏による米投資

    バフェット氏の孤軍奮闘:日経ビジネスオンライン
  • 日本にノーベル賞が来た理由 - 幻の物理学賞と坂田昌一・戸塚洋二の死:NBonline(日経ビジネス オンライン)

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 「世界同時株安」を背景に、日米の選挙と金融・財政政策を情報の観点から見る、というのが、ここ数週間のこのコラムの通しテーマなわけですが、そこに「ノーベル賞」が飛び込んできました。物理学賞の南部陽一郎先生、小林誠・益川敏英の両教授、そして1日遅れて化学賞の下村脩教授と、日の報道は「日人」が4人受賞と大はしゃぎですが、ノーベル財団の公式ホームページでは、米国籍の南部先生は米国人としています。同じく化学賞も、ノーベル財団のホームページで下村さんは「日国籍」となっていますが、所属と学術業績についてはUSAとなっています。 「暗い話題の中に明るいニュース」「日人の快挙!」などと見出しが躍りますが、「日人」として当に喜ぶべきポイントは、実は報道

    日本にノーベル賞が来た理由 - 幻の物理学賞と坂田昌一・戸塚洋二の死:NBonline(日経ビジネス オンライン)
  • 人は変えられない、目標は伝わらない。:日経ビジネスオンライン

    わずか7年間で出願者が数十倍に急増した品川女子学院。偏差値も上昇し、今では東京大学への現役合格者も輩出するようになった。大正時代からの歴史を持つ同校は、かつて生徒数の減少に悩まされた時期もあったが、都内有数の人気校へと変貌したのである。 なぜ、学校を再生できたのか。品川女子学院の生徒や教員が、生き生きと明るく、やる気に満ちているのはなぜか。 このコラムでは、創立者の曾孫として学校改革を主導した品川女子学院6代目校長・漆紫穂子(うるし・しほこ)さんに、改革や日々生徒と接する中で学んだ人の育て方、やる気の高め方のヒントについて、実際のエピソードを交えながら語っていただく。※参考記事はこちら 私は、1989年に品川女子学院に国語の教員として着任しました。今はこの学校の6代目校長として仕事をしています。毎日生徒や親御さん、そして学校の教員たちとコミュニケーションをしていくうちに、いくつかのことを学

    人は変えられない、目標は伝わらない。:日経ビジネスオンライン
  • 俺なんかと付き合っていても先はないよ:日経ビジネスオンライン

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    俺なんかと付き合っていても先はないよ:日経ビジネスオンライン
  • リーマン・ブラザーズ、悪夢の内幕:日経ビジネスオンライン

    1株21セント(約22円)。 経営破綻した米大手証券、リーマン・ブラザーズのリチャード・ファルドCEO(最高経営責任者)は、連邦破産法11条を申請した直後に、紙くず同然の値段で同社株を売り抜けていた。年初なら2億ドル(約210億円)の価値があった317万株は99.7%も減価。結局、手にしたのは約66万ドル(約6900万円)だった。 「会社を潰しておいて、みっともないと思わないのか」。管理部門の幹部は眉をひそめた。「だって、彼の年収は数十ミリオン(数十億円)だよ。しかも、14年もトップにいて、十分に儲けたはずだろう」。 CEO在職期間に4億9000万ドル(約510億円)を稼いだファルド氏は、破綻後に姿を消した。「彼は大丈夫か」。そんな心配をする声もあったが、実は必死に持ち株を処理していたわけだ。 解雇か、大幅減給か

    リーマン・ブラザーズ、悪夢の内幕:日経ビジネスオンライン
  • ヤバイぞ、この「中間報告」~『アフリカ・レポート』 松本仁一著(評:後藤次美)【奨】 (2ページ目):日経ビジネスオンライン

    確かに前半部分の強烈なインパクトに比べると、後半部分は松氏の「どうにか希望を見いだしたい」感がある。しかし彼が言いたいのはの最後の部分にある「福田政権時代に日アフリカ向けのODAを倍増した、しかしこのお金はNGO、アフリカ国民には行き届かない。旧態依然としてODAでいいのか?」という問いかけであり、そこで成功しているNGO、民間企業の例を引いていると思われる。それを彼の前職やこのの出版社から「朝日臭、岩波臭」というレッテルを貼るのは安易である。読み通したが評者の言うとおり素晴らしいで、是非色々な方に読んで頂きたい。(2008/09/30)

    ヤバイぞ、この「中間報告」~『アフリカ・レポート』 松本仁一著(評:後藤次美)【奨】 (2ページ目):日経ビジネスオンライン
  • 中山前国交相の「情報自爆テロ」?:日経ビジネスオンライン

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 中山成彬・前国土交通相の「暴言」問題が世間を騒がせています。着任5日目での辞任は竹下登改造内閣の長谷川峻法相に次いで歴代2番の短さとのこと。後任には古賀派の金子一義・元行革相が就任し、マスコミでは「麻生内閣には明らかにマイナス」という論調が大勢を占めています。 が、当にそればかりでしょうか? もちろん間違いないところで、国土交通行政という観点からは明らかにマイナスでしょう。省内からも「なんだったんだ…」という声が上がっているようですし、結局1週間ほど、完全に役所は空転せざるを得ない。確かに行政の観点からは褒められたことは一つもありません。 でもパワーゲームのポリティクスという観点からはどうでしょう? ちょっとうがった見方かもしれませんが、一

    中山前国交相の「情報自爆テロ」?:日経ビジネスオンライン
    fenethtool
    fenethtool 2008/10/01
    中山前国交相と自民党が得たもの。 森さんが辞任に追い込まれた頃に比べて、政治家のメディアの使い方が上手くなってきてるねえ。
  • 「情報流通」も、放り投げていませんか:日経ビジネスオンライン

    検索シェア、ヤフーとグーグルで9割近く 2008年7月における日の検索エンジンシェアは1位がヤフージャパンで55.7%、2位がグーグルで32.9%(ニールセン・オンライン調べ、検索結果ページのページビュー数でシェアを算出)。日勢はビッグローブが3.3%、gooが2.0%に過ぎない。外国勢の独壇場となっている。利用者にしてみれば、日勢でも外国勢でも「便利であればいい」となるのだが、当にそれでいいのだろうか。 「19世紀がヒトとモノ(物質)、20世紀がマネー(金融)のエコノミーだとしたら、21世紀はビット(情報)のエコノミーになる」。仕事仲間が整理したフレーズに、私も深くうなづかされた。おそらく読者の方々も、似たような話をどこかで聞いたことがあるのではないだろうか。 実際、米国のサブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)問題の顕在化や、商品先物市場が牽引した世界的な資源高、ある

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    fenethtool 2008/10/01
    内容がペラいな
  • 「一難去らずに、また一難」のケータイ:日経ビジネスオンライン

    ノキア、サムスン電子で5割超 三洋電機や三菱電機が携帯事業を撤退したことからも分かるように、生き残りが厳しくなっている携帯端末メーカー。世界ではシェア38.3%でトップのノキア(フィンランド)、同14.1%で第2位のサムスン電子(韓国)など上位メーカーが伸びており、寡占化が進む。日に安住していては、国産携帯端末メーカーに未来はない。 福田首相の辞任表明によって、一気に政治の季節が訪れた。あちらこちらで、日の将来を憂い、変革を望む声が聞こえてくる。確かに政治解決が必要な課題は山積みしているし、GDP(国内総生産)に占める公的部門の割合や民間部門への波及効果を考えれば、国民経済に与える政治の影響は非常に大きい。 しかし、仮に政権交代が実現したとして、すぐに大きく変わるわけではない。当たり前だが、政治を含めた公的部門は来、脇役。主役はあくまで国民であり、民間による自由な経済活動である。だと

    「一難去らずに、また一難」のケータイ:日経ビジネスオンライン
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    fenethtool 2008/10/01
    あんまり考えずに練った文章っぽい
  • 「市場」と「技術」のリーダーが勝てない?:日経ビジネスオンライン

    2年で世界シェアが半減した日の太陽電池 CO2(二酸化炭素)削減のため、石油の代替エネルギーとして注目度を高めている太陽電池。米国の太陽電池専門誌「PVニュース」のまとめによると、2007年の太陽電池の生産量は、世界で3733メガワット。これは前年比で約50%増で、世界的に環境意識が高まっていることを裏付ける。これに対して、日は約1%減の920メガワットへと減少。2005年には半分近い世界シェアだったが、わずか2年で約25%へ落ち込んだ。なぜ世界で強まる環境志向の波に乗れていないのか。 前回(「韓国製ディスプレイで溢れる欧州」 )に引き続き、再び欧州でこのコラムを書いている。あちこちを移動していて気づくのは、太陽光や風力など、自然エネルギーの利用に取り組んでいるということだ。 ギリシャは特に熱心だ。郊外をドライブしていると海沿いの山々には風力発電の風車が数多く設置されている。また、市街

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    fenethtool
    fenethtool 2008/10/01
    ロシアについての言及が興味深い。この視点に根づいた上で麻生さんの環境政策を見ると面白いかもしれない。
  • 第40回:H&Mが正した日本人の価値観:日経ビジネスオンライン

    とうとう来たな、日人の価値観の転換期。ファッションブランド「H&M」を取り巻く現象を見ていて感じたことです。H&Mの店舗にずらっと並んでいる光景は、いつの日か語り草になるかもしれない。「安いことを上手に使う日人」。そんなことが、なぜか頭をよぎったのです。 原材料高、原油高、悲惨な事件の多発、災害、相次ぐ品偽装事件、官僚の体たらく、泥沼化する年金問題、そして何も解決できない政治家。映画より小説より、想像を超えたことが現実の世界で頻発しています。 現象だけ見れば、夢も希望もない社会。明日への不安だらけです。 しかし待てよ、です。地球に訪れた突然の氷河期ではありませんが、大きく変化する前兆ではないだろうか。そう考えれば、悩んでばかりいられないという気持ちになりました。 私は、人類学者でもなければ、政治家でもありません。それでも、マーケティングという観点から見ることで、この変換点を捕まえられ

  • どこまでいってもかみあわない、エアー対談~『リアルのゆくえ』 大塚英志+東浩紀著(評:栗原裕一郎):日経ビジネスオンライン

    読者を選ぶ対談集である。副題にある「おたく/オタク」という表記、これはある意味で試金石になっていて、この書き分けにピンとこない人は書の想定読者からはたぶん外れるだろう。 「おたく」は大塚英志がこだわっている表記で、彼の論では「おたく」と「オタク」は厳密に使い分けられる。それがどんな議論かには踏み込まないが、ようするに「おたく」は大塚を、「オタク」は東浩紀を表象しており、この副題は「大塚英志/東浩紀」と読み替えることが可能だ。 その程度の解読を(当人が意識するか否かに依らず)やってのける素地を持った読者、つまり、大塚英志や東浩紀、および彼ら界隈の人たち(対談中に頻繁に名前のあがる宮台真司やその影響下にある若手など)が織りなすサークルに「萌える」人々が書の想定ターゲットということになるだろう。 まあ、狭い。とはいえ、書は発売後すぐに1万部の増刷が決まったそうで、それくらいの市場は抱えてい

    どこまでいってもかみあわない、エアー対談~『リアルのゆくえ』 大塚英志+東浩紀著(評:栗原裕一郎):日経ビジネスオンライン
  • 私は“いらない”人間。だから勝負できる:日経ビジネスオンライン

    谷口悟朗(たにぐち ごろう) 1966年生まれ、愛知県出身。フリーのアニメーション監督、演出、プロデューサー。代表作は「無限のリヴァイアス」(1999年)、「プラネテス」(2003年。この作品で星雲賞を受賞)、「ガン×ソード」(2005年)などがある。深夜枠の番組ながら大人気となった「コードギアス 反逆のルルーシュ」(2006年)で注目を集め、続編の「コードギアス 反逆のルルーシュR2」が日曜夕方5時からMBS、TBS系列で放映中(2008年8月現在) (写真:鈴木 愛子 以下同) 谷口: 記憶に残っているんですけど、「パソコン通信」といわれるネット掲示板が出てきてから、スタッフの中にも、お客さんの声を気にし始める人が増えたんです。その後、ネットが普及して「2ちゃんねる」が誕生したりして、ますますその傾向が顕著になってきた。 それまではお客さんの声を聞く機会は限られていました。スタッフとし

    私は“いらない”人間。だから勝負できる:日経ビジネスオンライン