そろいのシャツを着ていたのは発起人の田中さん(愛称・ほぼ幹事)がこれまで会ったことのある田中宏和さんたち。区別がつくように、「作曲の田中宏和」「渋谷の田中宏和」など、出身、職業、趣味などに由来する愛称がある。 ■住民票を手に… そして、この日初めて会う「田中宏和さん」が壇上に上がる。その場で愛称を決め、いよいよ世界記録に挑戦だ。 「英国のギネス・ワールド・レコード社に問い合わせたところ、50人以上集めれば『Largest same name gathering』というカテゴリーで登録しますとの回答を得ました」とほぼ幹事さん。ギネス申請に必要となるのは住民票。そして記者には「住民票に不正がないかを確認する」証人の役が回ってきた。50人以上もの住民票を見たのは初めての経験だ。 会場には総勢71人が集まったが、住民票を忘れたり、妻の出産で帰った人も。結局、67人の田中宏和さんがギネス記録に挑んだ