去る10月25日、福岡・天神の都久志会館にて第1回文学フリマ福岡が開催された。ちょうど前日からヤフオクドームにて福岡ソフトバンクと東京ヤクルトによる日本シリーズが始まっており、福岡の街はいつにもましてお祭りの様相を呈していた。 文学フリマ事務局は目下、「文学フリマ百都市構想」の目標を掲げ、各地で文学フリマを開催したいという有志を支援している。一昨年より始まった大阪での文学フリマはこの9月に第3回が行なわれ、すでに定例化している。前後して今年4月には第1回文学フリマ金沢が開かれた。今回の福岡は、それに続く新たな都市での開催ということになる。さらに来年、2016年には7月に岩手、9月に札幌でそれぞれ初となる文学フリマが予定され、北から南まで開催地は着実に広がりつつある。 私が福岡を訪れるのは、6月のヤフオクドームでのAKB48選抜総選挙および著書の取材以来4カ月ぶり。 今回の文学フリマには1人