「私にとって本屋さんは、シェルターなんです」…本屋大賞受賞「凪良ゆう」が語る「本」「書店」「作品」への“想い” 人生を変える、小説の力 「凪良先生の小説を読んで、書店員になることを決めました。大学時代はビジネス書を少し読むというくらいだったのですが、『流浪の月』で凪良先生が本屋大賞を獲得したことをきっかけに本を読みました。それで小説の世界がすごく好きになりました。『流浪の月』の中の「事実と真実が違う」という言葉にすごく感動しました。自分の世界がすごく変わったといいますか、小説の魅力をもっと多くの人に届けていきたいなと思いました。そこから書店員を目指すことにしたのです」(明屋書店 喜多村店 甲斐翼さん) 「もともと凪良先生の作品が好きでした。『汝、星のごとく』は地元の今治が舞台ということで、文芸ジャンルは担当ではありませんが、これだけは私がやると言って棚をつくっています(笑)」(紀伊國屋書店