『第153回芥川賞』を受賞したお笑いコンビ・ピース、又吉直樹の小説『火花』が累計124万部(15刷)まで増刷されることが決定した。発行元の文藝春秋が21日、発表した。
同カレンダーは2012年上半期で同部門1位となった『AKB48オフィシャルカレンダーBOX 2012』(2011年12月発売)が当時に記録した期間内売上19.3万部を大きく上回り、2011年の上半期同部門発表開始以来、カレンダー作品としては上半期歴代最高の期間内売上部数を記録した。 また、同部門対象の全作品のなかでも、昨年上半期で同部門1位、今年上半期でも期間内売上16.9万部で3位となった『TRF イージー・ドゥ・ダンササイズDVD BOOK ESSENCE』(2013年12月発売)が、昨年上半期で記録した期間内売上59.3万部に次いで上半期同部門歴代2位となる期間内売上部数を記録している。 ■調査協力店 旭屋書店、アニメイト、Amazon.co.jp、紀伊國屋書店、くまざわ書店(くまざわ書店/いけだ書店/ACADEMIA)、コミックとらのあな、三省堂書店、三洋堂書店、セブンネットショッ
【写真】その他の写真を見る コミック第1巻は、オリコン「コミック」ランキングの6位に初登場し、登場2週目には4位に上昇している。この動きを見てもわかるように、『暗殺教室』はヒット作を輩出してきた『ジャンプ』連載作品の中でも、ごく初期の段階から人気を得ていた作品だ。 「はじめからコミックでの100万部が見えていた作品でしたから、20万部の作品を100万部に伸ばすためにアニメ化するというより、100万部を140万、150万部に売り伸ばすための手法として、当初から実写映画化を想定していました」と語るのは担当編集者の村越周氏だ。アニメ化とともに映画化を提案したフジテレビとタッグを組み、13年初めにはプロジェクトを始動した。コミックの読者と、ユーザー層が重なる度合いも大きいアニメに対し、実写映画の場合は、普段コミックを読まないような層を含む、より広いターゲットにリーチできる反面、作り込み次第では、読
『涼宮ハルヒの憂鬱』や『灼眼のシャナ』、『とある魔術の禁書目録』、『ゼロの使い魔』などヒット作が相次いだことにより、2000年代半ば頃より急成長したライトノベル市場。新興レーベルの参入などもあって、いまや毎クール数本のライトノベル(以下、ラノベ)原作のアニメが放送され、存在感を示しているが、肝心の市場はというと、2013年にいったん頭打ちになったと言われている。好調に見えたラノベ市場に何が起きているのだろうか? ■そもそも「ライトノベル」とは? まずは「ライトノベル」についておさらいしておきたい。ラノベが幅広く認知されるようになって10年ほど経つが、いまだに明確な定義付けはされていない。一般的には主にティーンをターゲットとしている小説(単行本)で、文体は“ライト”という名称の通り一般文芸よりも砕けているもの、さらにイラストレーターが参加(挿絵)していることや個性豊かなキャラクターが多数登場
人気アイドルグループ・AKB48の渡辺麻友が初主演する関西テレビ・フジテレビ系ドラマ『戦う!書店ガール』(4月スタート、毎週火曜 後10:00)がこのほどクランクイン。「女優・渡辺麻友に期待してください!」と意気込んでいたまゆゆは、連続ドラマ主演の“洗礼”を受けつつも元気いっぱいのコメントをくれた。 【写真】その他の写真を見る ドラマと連動したツイッターには、さっそく台本を手に笑顔の写真をアップしていたが、「朝早い現場はAKB48で何度も経験しているので慣れっこなんですが、さすがに連ドラは夜中から朝方にかけての撮影が多く大変です」と苦笑。実在する書店でロケをしているため、営業時間外の深夜の撮影が今後も続きそうだが、「これまでにない経験ですし、すてきなスタッフさんに恵まれ幸せを感じながら精いっぱい演じています!」と充実した表情をみせている。
映画監督として注目される芸人はこれまでにも多くいるが、ここ最近では、小説家、脚本家などストーリーテラーとしての芸人作家が脚光を浴びるケースが増えてきている。その勢いは今や、ある面では専業の脚本家や小説家を脅かす存在にもなりつつある。 ◆ピース又吉は文学小説、バカリズムは連ドラ脚本… 『火花』で文芸誌デビューするピース・又吉直樹 ピース又吉の『火花』が掲載された『文学界』2月号 芸人が書いた本で最も売れたのは、累計225万部を記録した麒麟・田村裕の『ホームレス中学生』だが、その後も数々の芸人が本を出版し続けている。 田村の『ホームレス中学生』以降は、品川祐の『漫才ギャング』や、千原ジュニアの『14歳』など、自身の特別な経験を綴った自叙伝的な作品が多かったが、劇団ひとりの『陰日向に咲く』『青天の霹靂』、インパルス板倉の『トリガー』『蟻地獄』、アンジャッシュ渡部の『エスケープ』、爆笑問題・太田光
もともとの漫画人気がアニメ化で火が付き、実写映画化でさらに大きな話題を喚起。この11月末よりスタートした作品展も連日大盛況。すでに一大ムーブメントと化している『進撃の巨人』。人気が加速し続ける同作の魅力とはどこにあるのか。これまでの経緯を振り返りながら掘り下げてみる。 ◆城壁を崩して迫る巨人、人類が使う立体機動装置アクション 漫画『進撃の巨人』の連載開始は2009年。「巨人におびえながら暮らす人類」という緊迫感ある設定は多くの人々の関心を集め、2012年12月までに累計1000万部を超えるヒット作となった。同作はその後も売り上げを伸ばし、2013年6月に累計発行部数1200万部に達するが、2014年には4000万部を超えている。このヒットの拡大には2013年4月から始まったアニメが大きな役割を果たしたと考えられる。 どうして『進撃の巨人』は、アニメ化を通じてその人気をさらに拡大させたのか。
【写真】その他の写真を見る ライトノベル市場は各社からレーベルが乱立気味。書店には毎月100タイトル以上の新刊が並び、どれを読んだらいいのか読者を悩ませるほどだ。各レーベルが差別化に知恵をしぼる中、「NOVELiDOL」は架空のキャラクターが作家デビューする業界初の試みを敢行する。 アイドルで作家のキャラクター(ノベライドル)の「ふみのん」こと「文野はじめ」が作品を執筆し、書店で書籍を発売するという究極のフィクション設定で、多岐にわたるジャンルの小説を刊行していく。その一方で、架空のキャラクターがまるで実在する人間のように、SNSを通じたファンとの交流やプロモーションを行い、店舗の店内放送や等身大の立ちパネルなどの展開をすることで、「書店に行くことで会えるアイドル」として活動予定。実際の芸能人のようにさまざまな場所でアイドル活動をしていく。 キャラクターデザインは賀茂川氏。キャラクターボイ
2014年11月、集英社のライトノベルレーベル「ダッシュエックス文庫」が新創刊された。ライトノベル市場はKADOKAWA勢の活躍が目立つ一方、各社からレーベルが乱立。書店には毎月100タイトル以上の新刊が並び、どれを読んだらいいのか読者を悩ませ、新しい読者を遠ざける弊害が生まれている。そんな現状に風穴を開けるべく、既存のレーベルのリニューアルを敢行したのが、集英社のダッシュエックス文庫(旧スーパーダッシュ文庫)だ。その狙いを編集長の清宮徹氏に聞いた。 ■原点回帰のリニューアル 旧スーパーダッシュ文庫は、アニメ化された『迷い猫オーバーラン!』『ベン・トー』、トム・クルーズ主演でハリウッド映画化された『All You Need Is Kill』などの話題作を生み出してきた。「スーパーダッシュ文庫は2000年の創刊から14年経ち、読者の年齢層が上がって選び抜いて買っている傾向が見られました。ラノ
『妖怪ウォッチ』と『アナと雪の女王』、日本と海外で誕生したふたつのアニメが大きな旋風を巻き起こした2014年だったが、BOOKランキングにおいても両作品の関連本が年間のTOP10入りを果たし、その影響力の高さを知らしめた。 テレビ、映画、玩具、音楽、ゲームとマルチメディアでの展開が人気を博した『妖怪ウォッチ』からは、2冊のゲーム攻略本が1位と4位にランクイン。キッズ人気を背景に群を抜くシェアを獲得した。一方、子どもだけでなく幅広い層に観られ、聴かれ、歌われたミュージカルアニメ『アナと雪の女王』は、各社から様々な形態での関連書籍の発刊があったが、そのなかから、映画の日本公開に先立って発売された偕成社版の小説本が10位を獲得。しかしながら、他社の発行物と合算するとその経済効果は大変なものとなる。 そのほか、哲学や心理学、なんとなく難しそうで手が出しづらそうなテーマをマンガや対談形式など噛み砕い
【ランキング表】 BOOK TOP30 / 文庫 TOP30 / コミック TOP30 オリコンは1日、WEB通販を含む全国書店の推定売上部数を集計した『2014年年間“本”ランキング』(集計期間:2013年11月18日~2014年11月16日)を発表。文庫部門では、百田尚樹氏の『永遠の0』(2009年7月発売・講談社)が146.4万部で昨年に続いて1位となり、作家別ランキングでも、総売上510.0万部で自身初の1位を獲得し「作品別」「作家別」の2冠に輝いた。 同一作品による2年連続「作品別」売上1位、昨年の188.0万部に続く2年連続100万部突破はともに2008年の同ランキング発表開始以来初めて。また、今年の作品別売上TOP10内には『永遠の0』のほか、『幸福な生活』(年間3位・年間80.1万部)、『海賊とよばれた男(上)』(6位・71.9万部)、『海賊とよばれた男(下)』(10位・6
テレビ東京開局50周年特別企画スペシャルドラマ『永遠の0』(2015年2月、3夜連続放送)に、向井理演じる宮部久蔵の妻・松乃を女優の多部未華子が演じることが28日、わかった。多部は「若い世代の方にはこの作品が何かの“きっかけ”になったらいいなと思います。“戦争もの”としてだけでなく、いろんな視点で楽しんでいただきたい」と思いを込めた。 【写真】その他の写真を見る 同作は、2013年にV6・岡田准一主演で映画化もされた小説家・百田尚樹氏の同名小説(太田出版刊)をドラマ化し、3夜連続放送。祖父の歴史を調べる孫の視点から、「臆病者」「卑怯者」と酷評される一方で、天才的な操縦技術を持っていた特攻隊員・宮部久蔵の真実の姿を探るべく、現代と過去を交錯させながら綴った原作に、より忠実な脚本で描く。 松乃は、夫の久蔵が言った「必ず、生きて帰ります」という言葉を信じ、彼の帰りを待ち続け、戦後は想像を絶する混
【写真】その他の写真を見る 同誌は、1971年の第1作『仮面ライダー』から、最新作『仮面ライダードライブ』(10月5日スタート、毎週日曜 前8:00 テレビ朝日系)までのテレビシリーズのみならず、劇場版やテレビスペシャル版まで、40年以上におよぶ人気シリーズに登場する数々のライダーと怪人を完全網羅する分冊百科(全191号の予定)。 毎号、豊富なスチールや場面写真に、当時の貴重な資料を交えながら、各ライダーのプロフィールや変身プロセス、ボディスペック、戦いの系譜、必殺技などの詳細情報を掲載。また、各シリーズに登場するすべての怪人たちの全身写真、プロフィール、ボディスペック、幹部怪人が形成する組織の全容など、なかなか知り得ないマニアックな情報も紹介していくとしている。ファン垂涎の内容に大きな期待が寄せられていた。 創刊号は特別定価299円(8%税込)、第2号以降は通常定価570円+税。全国の書
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く