小学館は4日、アマゾンジャパンが運営する電子書籍読み放題サービス「キンドル アンリミテッド」から、小学館提供の170~180作品が削除されたことを明らかにした。同サービスを巡っては講談社が3日、自社の作品を削除されたとして抗議する声明を発表していた。 小学館は「読者に対して十全な対応ができず、著作者に不安を与えている」としてアマゾン側に改善を申し入れた。 小学館は「キンドル アンリミテッド」向けに最大635作品を提供していた。しかし現時点で、写真集約150作品と雑誌20~30作品の配信が停止されているという。
超党派の議員連盟の会合で、アニメの原画などを保存・展示する国立漫画館構想の実現を訴える庵野秀明監督=3日午後、国会 漫画やアニメの振興を目指す超党派の議員連盟の会合が3日、都内で開かれた。映画「シン・ゴジラ」の庵野秀明監督が出席し、「アニメーションの資料が日々、失われている。昔の資料は宝だ」として、アニメの原画などを保存・展示する国立漫画館構想の実現を訴えた。 議連は、2020年春に国立漫画館を都内にオープンさせることを目指しており、整備に向けた予算確保を政府に求める申し入れ書を採択した。 会合には、日本漫画家協会の赤松健理事も出席。流出した漫画家の原画が高値で転売されている現状を紹介し、公的施設による保存活動の重要性を強調した。
アマゾンジャパンの読み放題サービス「キンドル アンリミテッド」の画面=8月、東京都内 講談社は3日、アマゾンジャパンが提供する電子書籍読み放題サービス「キンドル アンリミテッド」で読める講談社の千を超す作品全てを一方的にアマゾン側が削除したとして、抗議する声明を発表した。 アマゾンジャパンは8月3日、月額980円で小説や漫画、雑誌など約12万冊と洋書120万冊を取りそろえた読み放題サービス「キンドル アンリミテッド」を開始した。 講談社によると、サービス開始後、読み放題で人気の作品の一部がリストから外された。同社がアマゾン側に抗議したが、9月下旬になって読み放題に提供した千を超す作品全てが削除されたという。
熊本城復旧支援カレンダー。1月は飯田丸五階櫓の写真を採用した カレンダーの企画・販売を手がける「ハゴロモ」(東京)は、熊本地震で甚大な被害を受けた熊本城の復旧を支援する2017年カレンダーを制作した。10月から全国の書店、インターネットショップで販売する。 カレンダーはB4判、見開きサイズ。表紙は満開の桜に彩られた天守閣で、往時の熊本城の威厳や美しさを残したいと、1月から12月まで地震前の写真を採用した。飯田丸五階櫓[やぐら]や宇土櫓、竹の丸の石垣、不開門[あかずのもん]などで、同じ構図で撮影した被災後の写真も添え、被害の大きさが一目で分かるようにしている。解説は熊本市の熊本城総合事務所が監修し、写真は熊本日日新聞社が協力した。 1部2160円(税込み)。初版3千部で、1万部の販売を目指している。売り上げの1割を熊本城復旧のために寄付する。問い合わせは同社TEL03(6672)5615。(
「熊本城復興を支援するみんなの会」の三角保之会長(左から3人目)と発起人ら=熊本市中央区 熊本地震で被災した熊本城(熊本市中央区)の復旧復興を願う県民の会、一般社団法人「熊本城復興を支援するみんなの会」(会長・三角保之元熊本市長)が発足。1960(昭和35)年に復元天守が落成した9月22日を「熊本城の日」と提唱し、23日は市国際交流会館(同区)で第1回シンポジウムを開く。 発起人は、熊本城の平成の復元事業に携わった文化関係者を中心に約20人。地震発生直後から組織の立ち上げを検討し、9日に法人格を取得した。 23日は、三角会長が「熊本城への想い」と題して講演。「熊本城主は私たち~市民が憩う歴史公園にしよう!」をテーマにした討論会には、三角会長のほか熊本城復元専門員の今村克彦さん、くまもと城下の町づくり連絡協議会代表世話人の毛利秀士さん、NPO法人ディスカバリーくまもとボランティアの会会長の野
庭園部分への立ち入りを再開する夏目漱石内坪井旧居。フェンス越しに建物を眺められるようにした=31日、熊本市中央区 熊本市は1日、熊本地震で被災した夏目漱石内坪井旧居、小泉八雲熊本旧居、徳富記念園(いずれも中央区)の3館で、庭園の一般公開を再開する。 八雲旧居は建物のうちの一部屋も公開。徳富記念園の旧居は閉館のままだが、別棟の資料館(3階建て)は2階まで入れるようにした。漱石旧居は内壁がはがれ落ちており、入場できない。庭にフェンスを設置し、柵越しに眺められるようにした。 一部公開のため、3館とも入場無料。市文化振興課は「安全が確保できた部分を公開した」としている。 市によると、八雲旧居の修復終了は2017年度中の予定。漱石内坪井旧居と徳富記念園の復旧は18年度以降の見込みという。(高橋俊啓)
ヤフーが開催した、熊本地震直後の検索ワードを基に防災対策を考えるイベント=27日午後、東京都内 インターネット検索大手ヤフーは27日、熊本地震直後に熊本県内で多く検索された言葉を基にして、今後の防災対策を考えるイベントを都内で開催した。大学生ら約30人が参加し「検索されたさまざまな情報をまとめて表示できる地図を作る」など、アイデアを出し合った。 同社が地震後3時間の検索ワードを分析したところ、「避難場所」に関連するものが多かったほか、「1階と2階どちらが安全」「家と車」「余震いつまで、どのくらい」など、当面の安全確保に関する言葉が目立った。 分析結果の詳しい内容は29日にヤフーニュースのサイトで公表される。
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