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ブックマーク / www.kappaholmes.com (2)

  • 小説を書くなら必読!(?)な、文学理論・文芸批評の古典的名著たち - 人類は如何に神々として滅びるか

    0.前置き(読み飛ばし可) よくそれなりに名前を知られた小説家や、業界に名前を売った批評家、評論家が小銭稼ぎに、「小説家のなり方」とか「書き方教則」のようなものを出すが、はっきり言ってああいうのは、ほぼすべて買ってはいけない。 なぜなら、小説家としての才能と、批評家としての才能は別物だからだ。小説家自身の自作解説を興味深い資料としてはあつかうが、それを絶対の解釈としてはいけない(一流の小説家が、自作の批評家として二流以下であることは普通にありうる)ということを言ったのはノースロップ・フライだが、よく小説家(創作者)が自作の「批評」を読んで、「俺はこんなつもりで書いてない」と言ったのをうけて、平身低頭、えへえへ笑ってごまかしそっと自説をひっこめる評論家や批評家がいるが、ああいうのは、批評家の資格がない。 では、読むとして何を読めばいいのか。それは、すでに評価の定まっている古典的名著を読めば

    小説を書くなら必読!(?)な、文学理論・文芸批評の古典的名著たち - 人類は如何に神々として滅びるか
  • 村上春樹を一冊しか読んだことのない私が、村上春樹全体を論評するという暴挙に出る - 人類は如何に神々として滅びるか

    はじめに 数年前に村上春樹を一冊読んだ。読んでいろいろ思うことがあったが、村上春樹は、きっとアイロニー的ロマンスの様式に属する作家だ、と思いついたのは、われながら悪くない考えだと思った。それで、これから村上春樹(ほぼ)全作品を読み、「今さら村上春樹を読む」というタイトルにすれば、一冊(弱)分くらいの文章が書けるのではないかと思っていた。書けたとしても、発表媒体を持っていないから、Kindleにして自己満足かなと考えていた。 しかし「今さら村上春樹を読む」というタイトルで書くには、どんなに個人の考え(偏見)を前面に押し出すとしても村上春樹作品の主要なものには目を通さなくてはいけないという時点で面倒だし、村上春樹が作家としてすぐれた技倆をもっていると分かったあとでもなお、あのナルシシスムの強い文章をつづけて読むと想像しただけでもうんざりする。それよりもなによりも、柄谷行人という人が、終焉をめぐ

    村上春樹を一冊しか読んだことのない私が、村上春樹全体を論評するという暴挙に出る - 人類は如何に神々として滅びるか
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