新型コロナウイルスの感染拡大により、混乱の中で幕を開けた2020年度新学期商戦。学校一斉休校の影響もあり、自宅学習の重要性が注目を集めました。 新型コロナ収束の兆しが見えない中、自宅学習は保護者の負担も大きく、不安を抱えている家庭が多くあります。そんな自宅学習の要となるのがドリルやワークなどを含めた学習参考書であり、2021年以降もさらに需要が高まっていくと考えます。 本稿では、withコロナ時代である2021年度新学期商戦に向けて、「自宅学習=Study Home」をキーワードに、より効果的な売場づくりを提案していきます。 2020年度 新学期商戦総括 2020年度の新学期(2~5月)売上実績は、休業店影響を含めても前年比107.3%と好調でした(下表参照)。 全国に先駆けて北海道が緊急事態を宣言した2月28日以降、全国の書店で小学生向け総復習ドリルや教科書ワークなどのまとめ買いが発生