本ノ猪 @honnoinosisi555 大学一回生の方に、「はやめに読んでおいたほうがいいよ、って本ありますか?」と訊ねられたら、とりあえず『生物から見た世界』を勧めるようにしている。本書において、著者のユクスキュルが展開する「環世界」という認識は、笑ってしまうぐらい様々な分野の研究で引用・参照されているからだ。 pic.x.com/wzlSe8QEgJ 2025-07-15 21:13:58

小説家になって23年。20冊目の小説を刊行することになった。 節目だからというわけではないが、自分らしい表紙にしたい。 かつて愛用していた四十年前のパソコン(MSX)で本の表紙を作ってみることにした。 今から二十年以上前に、小説の新人賞を受賞した。その僕のデビュー作を読んで、先輩の作家が質問をした。 「”筐体”って言葉が出てきたけど、あれなに?」と。 作中に「パックマンの筐体」が出てくるのだ。ゲームセンターに置かれていたテーブル型で、ブラウン管の画面が埋まっていて、レバーがついている、あれだ。 ……あれは「筐体」としか言いようがない。 僕はゲームとかデジタルなガジェットが大好きでどっぷり漬かって生きてきたものだから、ごく自然に出てきた言葉だったが、一般的にはかなり専門性の強い単語だったわけだ。 筐体みたいなものを自然と思って小説を書いていくと、一般的な人たちの興味や知識との間に相当な乖離が
ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン、Unityのノウハウや機能について解説した6冊の電子書籍の日本語版を無料公開中 アニメーションやレベルデザイン、シェーダーなどを解説。6冊すべてがUnity 2022 LTSに対応している Web上で閲覧できるほか、PDFのダウンロードも可能 ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは、Unityに関わるノウハウや機能を解説した6冊の電子書籍を、無料で公開しています。 これら6冊の書籍はすべて日本語版、かつUnity 2022 LTSに対応しています。ユーザー登録なども不要でWeb上で閲覧、およびPDFのダウンロードが可能です。 Unityでのアニメーション制作の完全ガイド 『Unityでのアニメーション制作の完全ガイド』は、全121ページからなるアニメーター向けの資料です。 Maya、BlenderなどからUnityにアニメーションをインポートする方法から、
2024年8月、日経文庫は創刊70周年を迎えました。その長い歴史の中で、日経文庫は数々のロングセラーや専門分野の名著を生み出しています。そこで、日経文庫の平井修一編集長に、さまざまなテーマでおすすめの日経文庫を解説してもらいました。今回は、20年、60年…と何十年も売れ続けているロングセラー11冊について。聞き手は、日経BOOKプラス編集・副編集長の小谷雅俊。 日経BOOKプラス編集・副編集長・小谷雅俊(以下、小谷) 今年、日経文庫は創刊70周年を迎えます。70年前というと1954年。日本史年表を見ると吉田茂内閣最後の年で、ゴジラ映画の第1作が公開された年です。これから高度成長期が始まるという時期ですね。改めて、その長い歴史を感じます。 平井修一編集長(以下、平井) 本当ですね。最初に出たのは『手形の常識』という本でした。実務的な内容の本が多いという傾向は、現代にも引き継がれていますね。こ
「百年の孤独」読んだ後にこれを読むべきってネット記事が書かれ始めていて面白い。こういうの好きで、色々なジャンルでこの類の記事を読んで探求してる。だけど時々「いや確かに自分は素人なんすけど、もっと段階踏んだ後に読むべき、玄人向けのやつも読んで背伸びしたいんすよ!」と思う時がある。多分、そういうやつここにもいるだろ?そういう同類に捧ぐ。 エドゥムンド・パス・ソルダン/ 服部綾乃&石川隆介「チューリングの妄想」(ボリビア) 今、ボリビア、クーデター未遂があったとかで混乱してるらしいけど、そんな国を描いたテクノスリラー小説がこれ。“チューリング”ってある通り暗号やらインターネットやらサイバー犯罪やら色々先端技術出てきて、いわゆる魔術的リアリズムとかそういうの全然ない。つーか作者自身、ラテンアメリカ文学といえば魔術的リアリズムとかざけんなや!とか思ってこれ書いたとか書いてないとか。クソ分厚いけどオモ
先日、博士(情報学)になりました。学部と大学院をあわせた 9 年間で読んだ情報科学関連の教科書・専門書を思い出を振り返りつつここにまとめます。私は授業はあまり聞かずに独学するタイプだったので、ここに挙げた書籍を通読すれば、大学に通わなくてもおおよそ情報学博士ほどの知識は身につくものと思われます。ただし、特に大学院で重要となる論文を読み書きすることについては本稿には含めておりません。それらについては論文読みの日課についてや論文の書き方などを参考にしてください。 joisino.hatenablog.com 凡例:(半端)とは、数章だけ読んだ場合か、最後まで読んだものの理解が浅く、今となっては薄ぼんやりとしか覚えていないことを指します。☆は特におすすめなことを表します。 学部一年 寺田 文行『線形代数 増訂版』 黒田 成俊『微分積分』 河野 敬雄『確率概論』 東京大学教養学部統計学教室『統計学
【世界初のXAudio2解説書&サウンドプログラム入門書!】 WindowsやXboxシリーズの標準サウンドAPIであるXAudio2の解説本です。 本書は入門編としての位置付けで、XAudio2初学者でもなるだけ優しく理解出来ること、そしてサウンドプログラマを増やすことを目標に作られました。 真面目な堅苦しい教科書大嫌い・小難しい数式が大嫌いな著者が作ったゆる~い本です。 ですが、ただゆるいだけではありません。 API内部挙動の解説や癖の列挙、実際の開発現場のノウハウなども毒舌と一緒にいたる所に散りばめられています。 想定読者層はC言語習得済み・Visual Studioでのビルドが自力で出来るプログラマです。 C++は初心者でも構いません。 中高生~専門生、大学生などの学生あるいはプロでも非サウンドプログラマをメインの対象として執筆されています。 【構成】 A5サイズ 272ページ 【
ピンボールガイドブック ボール1 最新技術で作られた新世代の機種を中心に製造メーカーや遊べるお店・豆知識など、ピンボール情報を扱った初のフルカラー手引書! 【おにたま氏(オニオンソフト)からの本書解説】 レトロな印象があるピンボールですが、ここ最近の進化が止まりません。アメリカを中心に盛り上がる最新機種や日本国内の動向など、幅広い情報を掲載しています。初めてピンボールに触れるという方も、ぜひお手に取ってみてください! 【目次】 ●ピンボールとは? ●基本的な遊び方 ●注目機種紹介(8機種) ●現行機種紹介(12機種) ●主要なピンボールメーカー ●ピンボールが遊べる場所 ●豆知識 ●サークル情報 A5サイズ:フルカラー60ページ 2023年12月30日 初版 2024年5月12日 第2版
リンク ブックサンタオンライン書店 ブックサンタオンライン書店 ブックサンタの「寄付しかできないオンライン書店」。様々な事情で大変な境遇にいる子どもたちへ、あなたが選んだ本を寄付できます。ブックサンタオンライン書店は、誰でも子どもたちへ届ける本を寄付できるオンライン書店です。掲載する本のタイトルも、サポーターになって選べます。国名に本が付く国だから、子ども達に本を贈ろう。 2 users 271 ブックサンタ&シェアケーキ主催🎅NPO法人チャリティーサンタ @charitysanta14 \1,683の書店さん&書店員の皆様ありがとう🎅拡散歓迎✨/ 書店で誰でもサンタになれる #ブックサンタ が今年もスタート! あなたの選んだ本を、サンタが全国の大変な境遇にいる子どもたちに届けます📚´- ▼詳細&よくある質問は、公式サイトへ booksanta.charity-santa.com 本
(1)日本語で読める遊び・ゲーム論の古典(5冊)「ゲーム研究(Game Studies)」は21世紀に誕生した新しい学問分野だが、遊びやゲームについての研究は古くから哲学や心理学、人類学、教育学といった分野でなされてきた。ここに紹介するのは、欧米で刊行されてきた遊び・ゲーム論の古典のうち、現在われわれが日本語で読めるものである。翻訳者に感謝しなくてはならない。 (1-1)ヨハン・ホイジンガ『ホモ・ルーデンス:文化のもつ遊びの要素についてのある定義づけの試み』(1938年、里見元一郎訳、講談社学術文庫、2018年) 原著はオランダ語で1938年に刊行された。「文化のもつ遊びの要素についてのある定義づけの試み」という長い副題をもつ。いわずと知れた遊び・ゲーム論の古典中の古典であり、「生物学的適合性」に資するものとして遊び・ゲーム(オランダ語で「spel」)を「合理的に説明」しようとしてきた、そ
「小鷹信光文庫 ヴィンテージペイパーバックス」は、翻訳家・研究家・作家として知られる小鷹信光氏から寄贈を受けたペイパーバック1万点超を収蔵しています。しかもそのうちの90パーセント近くが1960年代末までに刊行されたヴィンテージペイパーバックスで、全体の約半数がペイパーバックオリジナル(PBO)であることが大きな特徴になっています。1950年代から半世紀以上にわたって氏が集めた蔵書は、アメリカ研究、戦後日本の文化史を語る上でも大変貴重な資料です。 当ホームページでは、そのコレクションを著者名、書名、ジャンル、トピックスの項目から詳細検索をすることが可能で、他にも「特選表紙ギャラリー」、「小鷹信光 私の100選」といった特設ページを設けています。 当財団ではこの文庫を一般読者、研究家に閲覧公開いたします(作品の貸し出しは行ないません。また一部閲覧不可の図書があります)。閲覧の申込みについては
おひさしぶりです同人女です。何度か記事のネタにもした1000ページのクソ鈍器本を無事に発行して帰ってきました。 あまりにもストレスフルで、財布とメンタルにつうこんのいちげきが入ったので、こいつはどこかに書き留めておかねばと思って久しぶりにnoteを書いてます。次の〆切は1ヶ月後です。note書いてる場合じゃねえよ。 この記事の数字は全てノンフィクションです。私と同じことをしようとする人がもしこの記事を見ていたら、信じて、そして心を強く持ってください。 設定: 私(同人女)=そこそこ盛り上がっているジャンルのそこそこ大手のカップリングの中堅くらいの規模のサークルで小説同人誌を書いている元気なオタク。正社員の会社員。収入は平均程度。残業はしない。 経緯: 再録本を出そうと思ってまとめたらB6二段組で1000ページになった。 最初にぶっちゃけるが、私の同人誌の発行部数はだいたい100部くらいであ
今年35周年を迎え、12月9日(金)には劇場映画「映画 かいけつゾロリ ラララ♪スターたんじょう」も公開される大ロングセラー「かいけつゾロリ」シリーズ。12月7日(水)発売の『かいけつゾロリきょうりゅうママをすくえ!』でなんと72冊にもなる大シリーズの作者、原ゆたかさんはどのように物語と絵をかかれているのでしょうか。制作秘話を伺いました。 児童書作家になったのは? 私は『ちいさなもり』(1975年/フレーベル館刊)という自作の絵本は作っていましたが、元々は作家ではなく、他の作家さんの書いたお話に絵を描く画家でした。 子どものころから絵を描くのが好きで、ずっと描き続けていましたし、映画も好きだったので、絵本や児童書ならば、お話を絵で演出することができると考えて児童書の画家を目指しました。 当時は、児童書の挿し絵というと、一般的には出版社から指定された場所に絵を描くスタイルでした。でも、私は限
「いつか読もう」はいつまでも読まない。 「あとで読む」は後で読まない。 積読をこじらせ、「積読も読書のうち」と開き直るのも虚しい。人生は有限であり、本が読める時間は、残りの人生よりもっと少ない。「いつか」「そのうち」と言ってるうちに人生が暮れる。 だから「いま」読む。 10分でいい、1ページだっていい。できないなら、「そういう出会いだった」というだけだ。「いま」読まないなら、「いつか」「そのうち」もない。 本に限らず情報が多すぎるとか、まとまった時間が取れないとか、疲れて集中できないとごまかすのは止めろ。新刊を「新しい」というだけの理由で読むな。積読は悪ではないが、自分への嘘であることを自覚せよ。「いま」読むためにどうしたらいいか考えろ。「本」にこだわらず読まずに済む方法(レジュメ、論文、Audible)を探せ。難解&長大なら分割してルーティン化しろ。こちとら遊びで読書してるんだから、仕事
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