日本サッカー協会(JFA)は、来年1月27日に会長選(役員改選)を実施する。 昨年1月、同協会初の選挙による会長選挙が実施された。それまでは役員選考委員会で会長候補を推薦し、全国サッカー協会の代表らを中心に構成された評議員会で承認する形だった。「密室」と言われる恐れがあり、国際サッカー連盟(FIFA)から指摘されての制度変更だった。 新制度になって2年。FIFAの要請と、日本国内法とのずれなどがあり、制度の見直しが検討された。「選挙制度を廃止すべき」と主張する声も根強い。そこで、田嶋幸三会長は、岡田武史副会長を指名し、検討を命じた。大仁邦弥名誉会長や弁護士らが加わり、会議を重ねた。その会議からの中間報告は、選挙に対する否定的な内容だった。 JFAは、報告書を作成し、FIFAへ報告し、日本独自のローカルルールによる会長選出を申し出た。FIFAは即答で「ノー」とした。もし、JFAがその返答に不