ロシア軍、首都から後退 ウクライナ反撃で防戦 2022年03月24日07時35分 ウクライナの首都キエフ近郊で、破壊されたロシア軍の戦車(ウクライナ軍提供)=20日、ウクライナ・キエフ近郊(AFP時事) 【ワシントン時事】米国防総省高官は23日、ウクライナに侵攻したロシア軍がウクライナ側の激しい反撃を受け、首都キエフ周辺から後退したとの分析を明らかにした。侵攻開始から1カ月を迎える中、ロシア軍は依然として燃料や食料不足など兵たん上の問題を解消できておらず、士気低下が深刻化。ウクライナ軍は各地で反転攻勢に出つつあるという。 〔写真特集〕戦争の記憶~破壊された遺跡 北西からキエフに迫っていたロシア軍部隊はいまだ市中心部から15~20キロの地点にとどまっている。ただ、高官は「ロシア軍は塹壕(ざんごう)を掘るなど防御態勢に移行した」と指摘。「進軍していないのではなく、進軍しようとしていない」と分析